Testing Gravity THxOBS Japan
【目的】
現在、すばる望遠鏡超広視野主焦点カメラHyper Supreme-Cam (HSC)やCMB偏光観測実験POLARBEAR、その後のすばる望遠鏡Prime Focus Spectrograph (PFS)やSimons Arrayなどによる多波長広域宇宙論サーベイが実施・計画されており、世界最高精度の大統計の宇宙論データが得られる状況が目の前に迫っています。特に、そのような大統計の宇宙論データを用いた重力理論の検証は1つの大きなテーマとなっています。一方で、日本は伝統的に重力理論研究を推進する研究者の層が厚く、これまでにも先駆的な研究を多く実施してきた実績があります。しかし、観測と直接結びつける体制は十分であるとは言い難く、新しい理論モデルを即時検証する体制の構築が望まれています。そこで、世界最高精度の宇宙論データが今後増えていく今、観測と理論のつながりを強化し、さらには将来のLegacy Survey of Space and Time (LSST), Roman Space Telescope (RST; 旧WFIRST), Euclid, SPHEREx, Simons Observatory, CMB-S4, Square Kilometre Array (SKA)につなげていきたいと考えています。最終的には本格的な日本観測的重力理論ワーキンググループまたはコンソーシアムへの発展を目指し、workshopや定例ミーティングなどの活動を行っていきます。
【世話人】
新居舜(名古屋大学, chair)
宮武広直(名古屋大学)
山内大介(神奈川大学)
横山修一郎(名古屋大学)