"Testing Gravity THxOBS Japan" kickoff meeting

【開催趣旨】

現在、すばる望遠鏡超広視野主焦点カメラHyper Supreme-Cam (HSC)やCMB偏光観測実験POLARBEAR、その後のすばる望遠鏡Prime Focus Spectrograph (PFS)やSimons Arrayなどによる多波長広域宇宙論サーベイが実施・計画されており、世界最高精度の大統計の宇宙論データが得られる状況が目の前に迫っています。特に、そのような大統計の宇宙論データを用いた重力理論の検証は1つの大きなテーマとなっています。一方で、日本は伝統的に重力理論研究を推進する研究者の層が厚く、これまでにも先駆的な研究を多く実施してきた実績があります。しかし、観測と直接結びつける体制は十分であるとは言い難く、新しい理論モデルを即時検証する体制の構築が望まれています。そこで、世界最高精度の宇宙論データが今後増えていく今、観測と理論のつながりを強化し、さらには将来のLegacy Survey of Space and Time (LSST), Roman Space Telescope (RST; 旧WFIRST), Euclid, SPHEREx, Simons Observatory, CMB-S4, Square Kilometre Array (SKA)につなげていきたいと考えています。最終的には日本観測的重力理論ワーキンググループまたはコンソーシアムなどといった形に発展していけば良いかと思いますが、その第一歩として、理論と観測の専門家が系統的な議論が出来る場を設けたいと考えています。まずは関連する方々と少人数で集まり、ざっくばらんに現在から将来の見通しについて議論するため、ミニワークショップを開催致します。研究会の大きなテーマとして修正重力理論の検証を掲げておりますが、観測における精密な理論予言や初期宇宙模型の検証など、観測と理論を結びつけるサイエンスに興味のある方であれば参加を歓迎致します。

【開催日程】

2002年8月27日(木)~8月28日(金)

(27日は午後より開始予定です。)

【開催場所】

(オンライン開催。詳細は追って連絡します)

【参加登録】

ここから登録お願いします。(8月7日まで)

プログラム(暫定)

講演スライドなどはここから

【世話人】

新居舜(京都大学, chair)

宮武広直(名古屋大学; chair)

大河内雄志(名古屋大学)

山内大介(神奈川大学)

横山修一郎(名古屋大学)