富山産官学ドローン推進協議会 設立趣意書
ドローン(無人航空機)はここ数年その性能が急速に向上したことで、今や国内国外を問
わず「空撮」「点検」「測量」「防災」「運輸」「教育」「ホビー」…など多種多様な分野で利活
用されています。まさに「空の産業革命」と言われているゆえんでもあります。
しかしながら富山県では一部の企業のみが小規模にドローンを利用しているものの、他
府県に比べ、ドローンの利活用や法律の理解は遅れをとっていると言わざるを得ません。
そもそも昨年9 月までは富山県内にはドローンについて学ぶ学校もなく、ドローンを飛ば
すラインセンスを取得するには他府県に足を運ぶ必要がありました。その意味で富山県は
ドローンについて未開の地でありました。
今後、富山県にドローンの新たな産業・市場を創造し、ドローンを使って産業の健全な発
展に貢献するためには、富山県の産・官・学が個の利益を追求せずオープンマインドで情報
交換し切磋琢磨する場が必要であると感じます。
そこで産・官・学それぞれの分野で既にドローンに対して熱い思いで取り組んでいるJUIDA
の会員である企業・団体・個人が中心となり次の「目的」「事業内容」を掲げ「富山産官学
ドローン推進協議会」を立ち上げることといたしました。
「目的」
協議会は、富山県の地域発展と、県⺠の安心安全な⽣活を守り、より豊かな⽣活を構築し
社会に貢献するため、ドローンの利活用を推進し、また研究することを目的とする。
「事業内容」
(1) ドローン利活用の情報交換と推進活動事業
(2) ドローンの操縦技能向上のための研究事業
(3) ドローンのハード・ソフト両面からの開発研究事業
(4) ドローンの法制度の研究事業
(5) その他、協議会の目的を達成するために必要な事業
2020 年後半には空飛ぶタクシーが現れると言われています。今こそドローンについて勉
強しドローンがパソコンや自動車などのように普及する「ドローン社会」の到来に備えるこ
とが肝要と考えます。当協議会の趣意にご賛同される企業・団体・個人を求めます。
2019 年3 月8 日
富山産官学ドローン推進協議会発起人
北日本自動車学校 理事⻑ 中条 充康
富山大学 大学院理工学研究部 教授 笹木 亮
富山県広域消防防災センター 所長 岡本 達也
(株)北陸チューリップ 代表取締役社長 三上 貞則