アイコンを作る(切る)
この記事は、定期ゲ・乙 Advent Calendar 2021 の21日目の記事です。
こんにちは。定期界隈で今年は絵が描けた!
コギト(@teiki_ergo_sum)です。
イバラ44,ひみたま60です。
1)アイコンを作る(切る)
今年のお題ですが、アイコンの作り方をやっていきたいと思います。
去年のアドカレ記事がこれなのですが、こちらで言及した
『58*61pxのような、がんばったのはわかるのだが、もう一歩!』
みたいなアイコンがもうちょっとがんばれますように。
という記事です。
だいたい初心者向けClipStudioの使い方。
定期じゃなくて絵の記事を見に行け。
それはそうなのだが、私が書きたいので書きます。
◆材料
今回、説明はClipStudioで行っていきたいと思います。
こちらがあらかじめ用意しておいたアイコン用イラストになります。
用意するイラストは、書きやすいサイズがいいとおもいます。
これは600*600px
ちなみに、最近作っているひみたまのアイコンは、顔の大きさが200pxくらいで作っています。
これは、最初に作ったイラストと線の太さや、テイストを揃えるためにやっています。
アイコンを書き慣れていない場合、頭全部が入るように書くのがいいかと思います。
◆選択範囲を作る
最初に、正方形で選択範囲できるツールを作りましょう。
長方形選択ツール
→ツールプロパティ
縦横指定をそれぞれ1にします。
これで、常に正方形を選択できるツールができました。
サブツールを複製(サブツールのゴミ箱の左にあるアイコン)することで、アイコン用の1:1切り抜きツールを作っておくと便利です。
先程作った正方形ツールで選択範囲を作ります。
次に、レイヤー構成のいちばん上に新規レイヤーを作成し、どぎつめの色で塗ります。
(図の塗りつぶしツールを使います。)
ここで一旦、.clip か .psd で保存します。
このきつい色には2つの利点があります。
1)このように不透明度を下げてアイコンの見栄えを確認することができます。
2)切り抜いた状態で保存せずに、切り抜き範囲をどぎつい色で塗ることで、切り抜き範囲を保存することができます。
(頭のいい機能がほかにあるのですが、わかりやすいのでこちらを採用しています。)
選択範囲のレイヤーを右クリックすることで、レイヤーから選択範囲を作りなおせばいつも同じ大きさの選択範囲を作ることができます。
このあたりは、たとえば、ピクルーなどのサービスを使ったアイコンの切り抜きでも使えると思います。
(アイコンを増やしたいときに顔の大きさを変えずに切ることが出来るので)
◆切り抜き、縮小する
切り抜いていきましょう。
切り抜きは左下です。
切り抜きました。
画像のサイズを変えていきます。
まず、★の『画像解像度を変更』を選択します。
幅か高さを120にします。(自動的にもう片方も120になります)
(60指定ですが、120で作ります。理由は去年のアドカレを参照してください。120で作ると、携帯から見たときにきれいです。)
ここで、もし120*121になった場合の話をします。
手順としては、短辺を120にして画像解像度を変更してから、キャンバスサイズの変更で1px削ります。
☆の『キャンバスサイズを変更』を選びます。
121の方を120にして、削ります。
どの方向を削るかは、基準点をまん中ではなく、上下左右対称いどこかに変更することで制御することができます。
(自分がどの方向を削ったか、メモしておいた方がいいと思います。
◆保存する
ファイルから、画像を統合して保存→pngを選びます。
おつかれさまでした。
アス比の美しい定期ゲーライフを!
2)おまけ
クリップスタジオでは、切り抜きした後も基本的に周囲の情報を保持しているので、
よく言われる、「目元の映っていないアイコンがあると便利だね」みたいなのは、切り取った後に移動させることで作ることができます。
あらかじめバストアップまで書いてあったり、顔のまわりに手が来るようなポーズで手を差分として作っておくとバリエーションが増えます。
アイコンの差分(福笑い)
今回、この四つの表情を作成しています。
これをパーツに分けるとこのような内訳になります
これらのパーツをレイヤーわけし、組合せることによって、キャラクターの表情ジェネレーターのように扱うことができます。