この記事では、MetaMoJiを使った休校中の勉強について紹介しています。動画でも紹介しているので、そちらも併せてご覧ください。
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気象警報や感染症の関係で、休校になったときに困ることはたくさんありますが、個人的に特に困ると感じることは「生徒の学習が止まってしまうこと」と「ウェブ会議システムで授業をやること」ということです。
まずは言わずもがな、生徒の学習が止まってしまうのはとても困りますね。かといって、その対策として、ウェブ会議システムで授業をやるとなるのも困ります。準備が大変だからです。例えば、新しい時間割の作成や、中継用の部屋の準備、通信テスト、連絡など、多くの準備を急いでしないといけません。その他にも、生徒の反応がわかりにくいことや、プリントは郵送しないといけない(配布できない)などの難点があります。
MetaMoJiを使うと、休校中でも生徒の勉強をしっかりサポートできます。学習ノートを配布したり、モニタリング機能で生徒の困っているところをサポートしたり、動画やwebページを追加して様々な教材を配布したりできます。ウェブ会議システムで授業をしなくても、十分に生徒の学習をサポートできます。
〇学習ノートを配布する。ノート右端「配布」のボタン一つで学習ノートを配布できます。
〇モニタリング機能で生徒の作業を見る。「モニタリング」で、生徒の学習の進捗状況を確認できます。生徒は「〇(できました)」「?(ヘルプ)」を使って、先生にリアクションできます。
〇動画を配布できる。先生の授業を「動画を追加」で配布できます。また、NHK for SchoolやYouTubeの動画は「webページを追加」で配布できます。
〇生徒が画像や動画、音声などを提出できる。生徒は、作品を画像で提出したり、発表を動画や音声で提出したりできます。
これらの機能を使えば、休校中の勉強を十分にサポートできます。
問題を生徒に配布して、「モニタリング」で生徒の進捗状況を確認します。必要に応じて、生徒のノートにアドバイスやヒントを書き込んでいきます。「動画を追加」で解説動画を追加しておけば、生徒は自分の好きなタイミングで解説を見られます。ノートに解答を載せたいときは、解答をノートに記入し、「個別レイヤー」で「めくりを追加」しておくといいです。個別レイヤーで追加しためくりは生徒でも開けます。「配布」と「モニタリング」だけで、読書感想文や小論文、要約などの学習もさせられます。
〇Wordで作った学習プリントを、MetaMoJiで配布する方法
1、学習プリントをPDFにする。
2、そのPDFを右クリックし、「プログラムから開く」、「MetaMoJi ClassRoom」の順に選択する。MetaMoJiにインポートできる。
3、インポートしたノート開いて、右端「配布」から、任意の配布先を選択して「配布」する。
〇ノートに解答を載せる方法(生徒が各自で確認できる解答を用意します)
1、ノート右端で「基本(レイヤー)」になっているのを確認する。
2、ノートに解答を記入する。
3、右端「基本」をタップし、「個別レイヤー」に切り替える。
4、左上「+」で「めくりを追加」を選択し、めくりの色を選ぶ。(白以外の色がよいと思います)
5、めくりを解答の上に貼り付ける。
調べ学習は、タブレット端末を使った学習でとても有効です。インターネットのサイトを読んだり、家族で話し合ったりして、教材の内容だけでなく、進路の情報など色々なことを調べられます。見せたいサイトが決まっている場合は、「webページを追加」でノートに添付しておくこともできます。詳しい内容は、こちら(調べ学習)で説明しています。
生徒がタブレットを持ち帰っていないときのおすすめの方法です。動画を使った学習は、スマートフォンの「MetaMoJi ClassRoom」のアプリでできます。
「webページを追加」を使って、「NHK for School」や「YouTube」の動画を添付すれば、動画で学習させられます。先生が一から動画を撮らなくてもいいので、簡単に作れます。感想や、選択式の内容のまとめなら、スマートフォンで簡単にできます。他にも、エクササイズや科学の実験の映像を撮って配布できます。
次に載せたのは、NHK for Schoolの動画をもとに作った学習ノート(サンプル)です。「ないようを読む」の箇所をコピペして、選択問題にしました。簡単に作れます。フリック入力に設定する方法はこちら(フリック入力)。
「音声を追加」の機能を使えば、生徒は音読を提出できます。音読のテストは普段の授業だと、みんなの前で音読するのが苦手な生徒がいたり、全員の音読を聞くのに時間がかかりすぎてしまったりしてなかなか上手くいきません。そう思うと、むしろ自宅学習時の方が都合がいいですね。音読のテストについては、こちら(音読のテスト)で詳しく説明しています。
こちらも生徒がタブレットを持ち帰っていないときにおすすめの方法です。
「写真を追加」の機能を使えば、生徒の作品を写真で提出させられます。例えば、家庭科の自宅学習で、夕飯を自分で作るという課題を出して、料理の写真を提出させたり、その料理のカロリーを計算させたりできます。カロリー計算はこちらのサイト(カロリSlism)が便利です。他にも、美術の作品を写真で提出させられます。
・MetaMoJiで課題を出したら、一斉メールや学校のホームページなどで生徒に連絡するといいと思います。メールには、課題を出す教科と内容・スマートフォンでアプリをダウンロードできること・学校ID・ユーザーID・パスワードなどを記入しておきましょう。