先生×論語 ~ 知られざる論語の魅力 ~
論語のイメージがガラリと変わる!目から鱗の教師力アップ・論語ワークショップセミナーです!
ご好評につき、『先生×論語』をシリーズ化!
【夏の課外学習プログラム in 足利学校】では、コロナ禍の感染拡大によりオンラインでの開催となりました。足利学校の見学や対面でのワークショップはできませんでしたが、参加者の先生方からは「とても楽しく、良い勉強の機会を頂きました。」 などの声を頂きましたので紹介します。
「私は、賢を見ては斉しからんことを思い、不賢を見ては内に自ら省みるなり。という論語が、教員の仕事でもとても繋がるものがあると感じました。子供たちの良いところに目を向けそれを伸ばしていくことが大切だと感じてます …」
「自分のやってきたことに確信が持てた。また、若者にもどのように伝えていけばいいのかヒントを得られた。 」
【夏の課外学習プログラム in 足利学校】第1回オンラインセミナーの模様を聴くことができます。
プログラムの内容を動画でも紹介しています!
江戸時代、教育の場では必須だった論語。
渋沢栄一は『論語と算盤』の中でこう言っています。
「論語教えは広く世間に効き目があり、もともとわかりやすいものなのだ」
「論語は全ての人に共通する実用的な教訓」
「今の教育は知識ばかりで、心の教育や道徳をなおざりにしている」
実は論語には現代でも役に立つ=心のよりどころ、武器になる教えがたくさん詰まっています。
例えば、「故きを温ねて新しきを知る」 みなさんも聞いたことがあるのではないでしょうか。
これは「故きを温ねて新しきを知る、以って師と為るべし」
という論語の代表的な章句が由来です。
ところで、意味は分かりますか?
『普遍的な先人の教えを大切して、新しい知識を得て行う事が出来れば、そこで初めて人を教える師となることが出来る。』
ここには、師を志す者はどう在るべきなのかが明確に示されているのです。
このように意味を知るだけなら一人で本をめくるのもよし、ネットで検索するのもよしです。
しかし、このプログラムでは対話しながら学び合いと深め合いをするのです。
例えば、
『普遍的な教え』とはどんなことだろう?
『故きを温ねて』 今では忘れられてしまっているけど、大切なことってなんだ?
『新しきを知る』 知らない世界や外に目を向けると何が見えるんだろう。
『古と新を備えた教師』 どんな先生を目指して実践すればいいのかな。
ただ章句を覚えて意味を知るだけでなく、いくつもの問いについて対話しながら考えることは、大きな道標となり、自分を支え励ます軸になるのです。
そうか!教室で子どもたちにこんな話を伝えられる!
なるほど!こんな考え方でやってみよう!
先生にとっての武器になる、支えになる論語。
そんな論語との出逢いの機会を作れればと願っています。
< プログラム内容 >
9日(金)、30日(金) 20:00-22:00
初めての人でも論語を武器に出来る、分かりやすい&実用思考のプログラムです。論語を通じて、日頃の悩みの解決や教師としての自分の軸をつくります。
先生のためにチョイスされた論語を教員生活にどう活かすか、参加者同士のセッションも加え、共に学び、深めていきます。
< 講師 プロフィール >
白井 尋(しらい じん)
ベトナムホーチミン在住24年
大学卒業後一貫して教育関連事業に携わる。
1998年より3年半ホーチミン日本人補習校勤務。
2001年よりトレーニングレストランHuongLai(現在コロナ休業中)を経営し、孤児など、多くの社会的に恵まれない若者を一流スタッフに育て上げ、有名レストラン、ホテルなどに送り出す。
http://www.huonglai2001saigon.com/
2017年人材育成コンサルティング会社<良知コミュニケーションパートナーズ>を設立。
異文化(他者)にピントを合わせ、“人を育てる“お手伝いをしている。
また、ベトナムでは2016年より20-30代向けの人間学の私塾<サイゴン日新塾>や<論語ワークショップセミナー>を主宰し、大人の学びの場を提供している。
現在一時帰国中の日本では松下幸之助や渋沢栄一など先人の生き方から学ぶ<大人の活学塾>を主宰中。
ベトナムでの仕事や生活で壁にぶち当たった20-30代、論語など先人の教えに救われ、以降、実人生に活かす“活学”として論語を学び続けながら、論語の持つ価値を紹介している。