レールガンとはローレンツ力(電磁力)を使って弾を推進させる電磁砲の一種です。
第六世代戦闘機、無人機(ドローンなど)、指向性エネルギー兵器(レーザー砲など)などと並んで現在世界各国が次世代の技術として開発しています。
レールといっても鉄道や列車砲は関係ありません。
レールガンは並行に敷かれた2本のレール状の電極の上に置かれた金属片を電磁気力(ローレンツ力)によって射出する装置です。この電磁気力はフレミングの左手の法則に基づきます。
金属片に働く力をF、磁束密度を B、 電流強度を I、 レール間隔を ℓとすると
F=ℓI×B
となります。要するに力Fは磁束密度、電流強度、レール間隔に比例するということです。
現在よく知られている砲及び銃は皆さんご存じの通り装薬(火薬)を使って弾を推進させます。
炸薬を爆発させることでガスが発生し、そのガスの圧力で発射させます。
ただ、この化学反応の速度を上げるのもそろそろ限界に達しているので、これ以上速度を上げるのも限界になってきているのです。
しかしレールガンは磁力を使います
磁力は投入エネルギーを上げれば上げるほど強くなるので理論上エネルギーを際限なく投入すれば、弾の速度も際限なく上げることができます。ただ、現実問題として、そのような膨大なエネルギーをどこから持ってくるのか、レールと弾の間に発生するプラズマや摩擦の問題があり、一概に弾の速度が上がるとは限りません。今後の実用化に向けて今もその解決のための研究が世界各国で進んでいます。
↓ちなみにアメリカ軍が開発しているレールガンはこんな感じ
これについて疑問を持つ方も多いでしょう。結論を言うと合法です。少なくとも違法ではありません。
なぜかというと銃刀法の規制対象は火薬もしくは圧縮ガスを用いる方式のため、磁力を使うレールガンは規制の対象外だからです。似たようなものにコイルガンや今何かと話題のボウガンもあります。
そのためのため所持or作成だけなら罰せられることはありません(もちろんこれで人に怪我をさせたり物を壊したら話は別ですが・・・)。
レールガンの駆動に必要な大電流を送り出すために、まずはコンデンサを充電する回路を作ります。
mosfetをne555というタイマー素子で駆動する昇圧DC/DCコンバーターを作ろうとするも全く動く気配なし…このままでは間に合わないということで、コンセントのAC100V電源を変圧器で昇圧し、整流回路で直流にしてコンデンサを充電することに…