多文化音楽研究領域は、多様な文化や民族性を背景とした世界観のもとに育まれてきた世界各地の伝統的な音楽文化を、現代社会における文化の多様性の視点から探究し、新たな音楽文化を創造し、発信していくことをめざす研究領域です。
日本を含む世界各地の伝統音楽を専門に研究する者が、互いの専門研究領域を学び合うことで、新しい音楽文化を創り出していきます。
修士研究は、3つの方向から選ぶことができます。
○理論研究:多文化の音楽文化を研究し、論文を執筆する。
○開発研究:多文化の音楽を現代社会に生かす企画・制作・プロデュースなどを開発する。
○演奏・創作研究:多文化の伝統と現代をクロスさせながら新しい演奏や新しい作品を創造する。
多彩な授業科目の中から、各自の修士研究の内容や方向に合わせて、理論と実技を自在に組み合わせながら学んでいきます。
・音楽文化研究としての日本音楽や民族音楽の講義や演習【多文化音楽研究演習1】
・アートマネージメントやメディア演習、作品制作のための演習【多文化音楽研究演習2】
・日本音楽を含む世界各地の伝統音楽の実技レッスン【多文化音楽実技実習】
※「多文化音楽実技実習」開設予定科目(2022年度)
アイヌ伝統音楽(トンコリほか)
中国音楽(二胡、古筝、古琴、笛子)
キルギス音楽(コムズほか)
モンゴル音楽(馬頭琴ほか)
インド音楽(シタール)
インドネシア音楽(ジャワガムラン、ジャワ舞踊)
邦楽(箏、尺八、三味線ほか)