山形県 最上地域
地域医療研修会
(2018.03.08-09)
(2018.03.08-09)
3月8日、9日の2日間で山形県の新庄・最上地域において、地域医療研修会が開催されました。全国各地の大学から8名の学生が参加した比較的規模の大きい研修会であり、TCMからは小野塚航太(医2)・鈴木法彦(医2)・石山良生(医2)・井出健介(医1)の4名が参加させていただきました。
1日目は新庄市の中心部にある県立新庄病院での研修でした。県立新庄病院の八戸院長の講話から始まり、午前は院内見学や看護部の見学、午後は薬剤部や検査部,リハビリ部の見学、夜間は夜間救急の見学と普段の実習では中々見ることのできない部分まで見学させていただきました。
2日目は中心部から離れた山間部の医療現場を見学させていただきました。
午前は最上町立最上病院において、医療と福祉の連携がどのように行われているかの講話をお聴きした後、病院と福祉施設内を見学させていただきました。午後は大蔵村診療所において、在宅医療の現状についてのお話を聴いた後、往診に同行させていただきました。
このように、今回の研修会では新庄市の中心部の医療と中心部から離れた山間部の医療の両方を見学することができました。その中で最も印象に残った点は、「連携の強さ」でした。病院間の連携や医療福祉間の連携など、様々な面で連携体系が構築されており、その連携は中心部間だけではなく、中心部-山間部間でもしっかりとその機能を果たしていました。この「連携の強さ」を今回の研修会で見学できたことはとても大きな学びであり、この経験を今後に活かすことはもちろん、周囲の仲間に伝えることも我々参加者の使命だと強く思いました。
研修会と聞くと、「高学年の学生が参加するもの」といったイメージを持つ方も多いと思います。しかし、今回のように低学年の学生でも柔軟に受け入れていただける研修会も存在します。初めて外部の研修会に参加される方、あまり気負わず積極的に参加してみてはいかがでしょう?大学の実習では出会うことの少ない、新鮮な経験が必ずできます。
医学科2年 石山 良生