スタートアップ起業期
2017年9月〜
吉田拓史は、ジャーナリストの視点からソーシャルメディアがニュース流通を混乱させている状況について考え、その解決策を模索した。開発した製品に必要なコンテンツを自分で作る必要があり、莫大な数のニュース分析記事を執筆した。
ハイライト
テクノロジー業界をめぐる高品質記事の執筆:週7本のニュースレターを2年以上続ける。
欧米の一流メディア記事の翻訳:The Economist、Financial Times、Bloomberg、The New York Times、Scientific Americanの記事を月最大130本翻訳。
難易度の高い財務分析:日本で最も難解で透明性の低いソフトバンクグループの業績報告を基に同社が15%と発表している財務健全性指標LTV(Loan to Value)を評価。独自算定のLTVは43〜52%のレンジ。また、会計認識されない要因を加味すると、公に公開されているよりも財務状態が悪いことを突き止めた。
誤情報、偽情報に関するリサーチ:内外のエンティティがどのように情報を操作したり、トロールを行うかを追跡。繰り返し行った警告が国の対策を引き出した。
Web3の誇大広告を是正:Web3のブーム時にハイプされている内容について警鐘を鳴らす。最終的にブームが去り正しさが認知された。
動画の撮影・照明・録音。Adobe Premiere Proを使った編集。
ポッドキャスト収録・編集。テック系ポッドキャスト「アクシオンポッドキャスト」の運営。
代表的な調査報道記事
ソフトバンクの財務分析
●年月●
吉田はソフトバンクグループの財務健全性を探った。公式LTVと独自算定のLTVの差異に潜むリスクを解析。公表されたLTVは15%だが、独自の算定方法により43〜52%の範囲が示唆され、潜在的リスクの存在が示唆されている、と結論付けた。
●年月●
吉田は、英金融新興企業グリーンシルの破綻は、ソフトバンク・グループ(SBG)とスイス金融大手クレディ・スイスの想定される法廷闘争を分析。ここでは両者の対立状況を詳しく説明し、同時にグリーンシルがどうSBGのポートフォリオ企業のダウンラウンドを救う役割をし、クレディがその犠牲となったのかを明らかにした。また、グリーンシルの保険提供者だった東京海上日動にも災難が及ぶのか検討した
●年月●。この記事は、吉田拓史によるソフトバンクグループ(SBG)の財務状況に関する分析を提供した。SBGはシリコンバレーバンク(SVB)の破綻により新たなリスクに直面しており、これは過去1年間に資産価値を急減させていた同社にとってさらなる打撃となる可能性がある、と。ベンチャーキャピタル(VC)の評価損拡大が懸念され、SBGは上場保有株の価値が50%以上減少したにもかかわらず、非上場保有株では20%の評価損しか公表していません。さらに、SVBの破綻はVCやプライベートエクイティの選択肢を限定し、ダウンラウンドを強いる可能性があり、SBGやタイガーグローバルなどの大手VCプレイヤーに新たな含み損を抱えさせることになります。SBGは上場企業であるため、このような含み損を抱え続けることは難しいでしょう。
Web3のデバンギング
日本よ、目を覚ませ、Web3はクソだ!
https://www.axion.zone/web3-5/
"Web3ゴリ押し"で岸田政権のスタートアップ予算を狙う皮算用に疑問符
https://www.axion.zone/web3-11/
代表的なインタビュー記事
SNS戦争の背後で相克する2つの政治思想|会田弘継|メディアの未来#4
https://www.axion.zone/209834561098943/
SNSの分断を防ぐためのナッジ|笹原和俊|メディアの未来#2
ジャーナリスト以外の活動
プロダクトマネージャー:製品のアイデアを出し、デザインし、MVPをプログラミングし、テストを定義し、事業計画を作り、資金調達を行い、マーケティング戦略を練り、売り込み、法務的な問題に対応する。これを一人で全部行った。
スタートアップビルダー:一人で会社作れる。会計、ファイナンス、法務、製品開発、ソフトウェア開発、営業もお手の物。
市場調査。目的とする市場の状況を公開情報の確認と定性情報の収集によって
MVPを作ってテストして改善するのサイクルのすべてを自分でできる
ビジネスのFinacial modelを組んで収益予測を出す
会計ファイナンス
スタートアップに関連する多種多様な法務的課題(投資契約・提携・労働法)に知識がある。
経理。3期の決算を完了。2期の経理は税理士なし。