■明日の山行は 実施? 中止?
★気象庁 [東京地方の予報]-前日 夕方 17:00の降水確率 で決定します。
★午前(6~12時) ➡ 午後(12~18時)
20% 以下 かつ 30% 以下 ➡ 実施
30% 以上 又は 40% 以上➡ 中止
注意例:午前20%以下でも
午後40%以上の場合 ➡ 中止
:午後30%以下でも
午前30%以上の場合 ➡ 中止
・山行先が東京都以外の場合であっても参加者が統一判断できるように、東京都の降水確率で判断します。
・但し、泊り山行・バスハイ等の山行や雨天実施と指定した山行はこの限りではありません。
・暑さ指数(WBGT)は下段グラフからも分かる通り、暑さ指数 が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加します。 なお 夏季の熱中症対策として、暑さ指数を参考として、 リーダー判断で中止することがあります。(山行規定10.(5)山行前日には必ず[一言掲示板]を確認しましょう。
暑さ指数が28を超えると熱中症患者が著しく増加します。
・危険 (31以上) 以上
・厳重警戒(28以上31未満)
・警戒 (25以上28未満)
・注意 (25未満) https://www.wbgt.env.go.jp/wbgt.php
●熱中症対策として経口補水液OS-1・凍結やアイススラリー化したスポドリなどの携帯を心掛けて下さい。
(1)経口補水液OS-1は、スポーツドリンクよりも電解質濃度が高く、水分や電解質の吸収を速めます。水分は、口から体内に入るだけでなく、腸で吸収され血管に入ることで、初めて体に吸収されたと言えます。 [注意-経口補水液は、日常的な飲料として多量に飲むものではない 点に留意下さい。ナトリウム・カリウムがスポーツドンクの3~4倍多く含まれ、血液・心臓等に負荷をかける場合があります。 消費者庁7/28]
(2)熱中症は、高温や湿度が高い環境に長時間いることで、体温調節機能が乱れ、体内に熱がこもる状態です。特に高温多湿な場所での運動では「深部体温」が上昇し、これを下げることが予防のポイントとなります。
そして、深部体温が適切に調節されない場合、意識障害や頭痛・吐き気・倦怠感が現れ、脳や内臓にも影響を及ぼします。
深部体温を上げない対策
① アイススラリー ・・・凍らせたスポーツドリンクなどをシャーベット状にした飲料で、摂取することで深部体温の上昇を抑制する効果があります。
② 手のひら冷却 ・・・手のひらには動脈と静脈を結ぶ血管の部位(動静脈吻合)があり、体温調整に重要な役割を果たしています。ここを通る血液を冷やすことで、冷たい血液が体の深部に戻り、深部体温を下げることができます。(布で巻いた凍結ペットボトルを休憩中に握ったり、手のひらで転がしたりする)
等々対応策を準備ください。
★冬山・春山の注意点
■一般的に12〜3月を「冬期(冬山)」として、なかでも最も寒さの激しい1〜2月、その後、3月中旬くらいから5月までは「春期(春山)」となります。
■厳冬期の山が、初冬期や春期(残雪期)の山と決定的に異なるのは、「寒さ」「風」「降雪・積雪」などの冬山の環境条件が圧倒的に過酷になります。その厳しさは、ときに凍傷や低体温症など重大な危険を生みます。事前のリスク対策が必要です。程度の差はあれ低山でも起こりうることですので注意ください。
■低体温症
人間の体温は通常37℃前後に保たれているが、低温状態に長時間さらされて恒常性維持機能が失われると、35℃以下に下がることがあります。こうした体温低下によって起こる全身的な症状を低体温症と言います。
まず初期症状の体の震えを見逃さないことが大切です。ウェアを足したり体を動かしても震えが収まらず、問いかけへの反応が鈍く、頻繁につまずいたりするときは、行動を中止して保温に努めましょう。
発症する外的要因は、低い気温、風、濡れなどで体温が奪われること。内的要因は、エネルギー不足で体温の生産することが出来なくなることが考えられます。
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★秋山の注意点
■秋山登山は天候が変わりやすい!
秋の空模様はとても変わりやすく、また行動中はさほど寒さを感じなくても、
ふとした瞬間に「気温の低さ」や「風の冷たさ」を感じるものです。
山での低体温症は命に直結します。→防寒の必要性を意識してください。
■日が短くなる秋山では注意!
夏から秋に移行する初秋は特に、日没が早くなっていることに感覚が慣れていません。同じ感覚でいるとあっという間に日が暮れて視界が暗くなります。→日帰り山行でもヘッドライトは必須アイテムです。
■秋山の「落ち葉」は滑りやすい!
秋山では落葉が増え、地面に積もりアップダウンの少ない山道→落葉の下には、樹の根や石、折れた枝などが隠れています。
登山道の端や崩れている個所も落葉で見えにくくなっています。足・ストックを置く場所にも慎重さが必要です。