日本遺産サミットin小松

日本遺産サミット in 小松 特設ページ

2021年11月13日-14日に「日本遺産サミットin小松」が開催されるのに合わせ、小松市滝ケ原地区の「石の文化」を紹介します。

1.日本遺産とは

「日本遺産(Japan Heritage)」は地域の歴史的魅力や特色を通じて我が国の文化・伝統を語るストーリーを「日本遺産(Japan Heritage)」として文化庁が認定するものです。

ストーリーを語る上で欠かせない魅力溢れる有形や無形の様々な文化財群を,地域が主体となって総合的に整備・活用し,国内だけでなく海外へも戦略的に発信していくことにより,地域の活性化を図ることを目的としています。

「日本遺産(Japan Heritage)」について | 文化庁 (bunka.go.jp) より引用


2.『加賀の國』

地域ごとに趣向を凝らしたテーマ設定により、全国で104のストーリーが認定されており、『加賀の國』では、

小松市が「『珠玉と歩む物語』小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~」で

加賀市、小松市、白山市が「荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~

で認定されています。


珠玉と歩む物語」小松~時の流れの中で磨き上げた石の文化~

ストーリー 】


小松の人々は、弥生時代の碧玉の玉つくりを始まりとして2300年にわたり、金や銅の鉱石、メノウ、オパール、水晶、碧玉の宝石群、良質の凝灰岩石材、九谷焼原石の陶石などの石の資源を見出し、時代のニーズに応じて、現代の技術をもってしても再現が困難な高度な加工技術を磨き上げ、ヤマト政権に諸王たちが権威の象徴として挙って求めるなど、人・モノ・技術が交流する豊かな石の文化を築き上げてきている。



荒波を越えた男たちの夢が紡いだ異空間~北前船寄港地・船主集落~


【ストーリー】


日本海や瀬戸内海沿岸には、山を風景の一部に取り込む港町が点々とみられます。そこには、港に通じる小路が随所に走り、通りには広大な商家や豪壮な船主屋敷が建っています。また、社寺には奉納された船の絵馬や模型が残り、京など遠方に起源がある祭礼が行われ、節回しの似た民謡が唄われています。これらの港町は、荒波を越え、動く総合商社として巨万の富を生み、各地に繁栄をもたらした北前船の寄港地・船主集落で、時を重ねて彩られた異空間として今も人々を惹きつけてやみません。


引用:文化庁 日本遺産パンフレット


3.日本遺産サミットについて

2016年から始まった「日本遺産サミット」今年は11月13日~14日の両日、石川県小松市で開催されます。

日本遺産サミットは、日本遺産の意義とストーリーを地域の人々に身近に理解して頂くとともに、各認定地域の交流を通じて、日本遺産活用の事業手法などを相互に学び研修するという2つの意義を持っています。

従って例年、講演やシンポジウムのほか、参加地域による公開講座やPRブースの設置など、日本遺産ブランドの広報活動が展開されてきました。今年の小松サミットでは、これらの定番プログラムに加えて新たに2つの取り組みが展開されます。

1つは、古くからの「ものづくり」技術をもとに、小松の現代の産業をアピールする「GENBAプロジェクト」の開催です。これは九谷焼をはじめ、古くからある多様な工場・工房のオープンファクトリー化の事業であり、3年前から準備を進めてきました。

もう1つは、日本遺産物語として共通テーマをもつ地域同士の研究交流分科会の開催です。小松の石の文化とも共通する宇都宮市、福井市・勝山市、笠岡市など備讃諸島、八代市などの「石の文化」。繊維・織物の文化をもつ八王子市、桐生市、与謝野町、倉敷市、十日町市などの「繊維・織物文化」。多様な食文化物語のある小浜市、北総4都市、湯浅町、高知県中芸、長崎市などによる「食の文化」です。

日本遺産サミット in 小松では、「日本遺産で輝く!地域と人とものづくり」をテーマに、小松の誇る日本遺産や各地の情報発信などを行これからの日本遺産を考えその魅力を国内のみならず広く世界に発信します 。


参考:「観光ルネサンスの現場から~時代を先駆ける観光地づくり~(201)」 日本遺産サミットと地域連携(石川県小松市) – 旬刊旅行新聞 – 株式会社旅行新聞新社 (ryoko-net.co.jp)

   小松市ホームページ https://www.city.komatsu.lg.jp/soshiki/kankoubunka/ibento_omatsuri/4/12748.html

4.イメージムービー

日本遺産サミットin小松の開催に合わせ、

滝ケ原で体験したことや、滝ケ原と石のかかわりについて調べたことをもとに、

映像を制作しました。