NEW! 令和7年10月5日、第49回都山流本曲コンクール全国大会が開催されました。
上位5名を掲載。 竹の新撰組メンバーも出場し、その成果をご報告いたします。
金賞 友常毘山 (文部科学大臣賞・宗家杯・産経新聞社賞)二連覇。
銀賞 吉越瑛山
銅賞 櫻井咲山
四位 井本蝶山
五位 奥田愛山
都山流尺八峰山会では、テーマを掲げた「竹の響き」シリーズ公演を開催。
その成果として2018年度名古屋市民芸術祭特別賞を受賞。これを機に会員の中からプロ演奏家として活動している者や、志を同じくする若手演奏家を選抜。
「都山流本曲の伝承」と「新しい尺八楽を創造する」二つの大義を掲げ、尺八楽の魅力を、東京を拠点として発表してゆく新たなグループとして2020年に結成。
【開催告知】
◎安城市芸術鑑賞会事業 人間国宝 野村峰山と竹の新撰組
2025年8月23日(土) 14:00開演 (開場 13:00)
へきしんギャラクシープラザ マツバホール
〒446-0041 愛知県安城市桜町17−11
「尺八は森や街を吹き抜ける風の音」
芸能分野で東海地方初の人間国宝となった野村峰山氏が、尺八の音色を表した一文です。現在の尺八は真竹から作られ、5つの指穴を使い分けて奏し、その音は爽やかに響きます。伝統曲から新しい曲まで、竹の息吹を感じるような舞台をぜひご堪能ください。
曲目
都山流本曲 慷月調 初代中尾都山作曲
津軽風土記 野村峰山作曲
平調 蹴鞠の調べ 野村峰山作曲
おもちゃの兵隊ミッションVOL.1 野村峰山編曲
竹の群像 初代山本邦山作曲
【開催告知】
2025年5月8日(木) 18:30開演 (18:00開場) 紀尾井ホール
日本音楽の新たな可能性を拓いた作曲家たち
その源流をさぐり、いまに至る”ニッポン”音楽を聴く一夜
明治期に始まる西洋音楽受容から、現在に至るまで日本ならではの新しい創作は脈々と続き、日本音楽の世界は豊かに広がっています。当公演はそのような明治・大正・昭和の日本音楽に響き合う和と洋の音の世界を巡り、近現代ニッポン音楽の歩みを聴く一夜です。
大正から昭和にかけて、西洋音楽の急激な受容に伴って、折衷時期にあった日本音楽では、社会階層や職業にとらわれない新しいジャンルが生まれました。この流れを、尺八音楽、大和楽、オークラウロ、戦後の太棹三味線作品で辿ります。
後半では、紀尾井ホール室内管弦楽団が初めて和楽器と共演。和楽器とオーケストラによる日本で最初の協奏曲として現在では音源のみが残る町田嘉章「三味線協奏曲」を復元し蘇らせます。さらに、箏曲で初めての協奏曲「越天楽変奏曲」とともに、尺八の新しい地平を拓いた「尺八とオーケストラのための協奏曲」を、和洋最高峰の演奏者たちの妙技でお楽しみいただきます。
曲目
第一部
中尾都山「春の光」
大倉聴松 大和楽「田植」
中能島欣一「千鳥の曲を主題とせる三絃曲」
杵屋正邦「太棹のためのコンポジション第一章」
第二部
町田嘉章「三味線協奏曲第1番」
宮城道雄「越天楽変奏曲~箏と管弦楽の協奏曲」
廣瀬量平「尺八とオーケストラのための協奏曲」
【開催告知】
2025年3月16日(日) 14:00開演 (13:30開場) 紀尾井小ホール
テーマ:~伝統と創造~ 都山流本曲の伝承と1980年代に西洋音楽家に委嘱した作品や、邦楽演奏家たちが尺八の為に、或いはアンサンブルの為にと創作した尺八音楽の中で、作曲技法として「オスティナート」を活用した作品の研究と演奏発表。
1、都山流本曲《鶴の巣籠》 初代中尾都山編
2、《谷間の水車》 宮城道雄作曲
3、《行雲》 牧野由多可作曲
4、《呉竹三昧》 野村峰山作曲
5、尺八二重奏曲第七番《双宴》 初代山本邦山作曲
6、《TOKIO-八景》(新作初演)野村峰山作曲
令和5年10月1日、第47回都山流本曲コンクール全国大会が開催されました。
竹の新撰組メンバーも出場し、その成果をご報告いたします。
金賞 文部科学大臣賞・宗家杯・産経新聞社賞 友常毘山
銀賞 吉越瑛山
銅賞 中島孔山
四位 櫻井咲山
「竹の新撰組」の活動を通して、過去の現代作品の再演と新作の上演を行い、それによって、尺八のための創作活動を再度活性化しようと取り組んでいます。
Vol.2では、初代中尾都山作曲による楽曲。1970年代、尺八演奏家によって作曲された楽曲の中で、小編成曲として初演されたのち大編成曲へと改編された楽曲、および同年代に作曲された楽曲を取り上げ再演します。また、中尾都山の音楽構造を次の世代に伝承するために、都山流本曲《寒月》では、独奏部を斉奏によって演奏します。そして新しい尺八楽の創造として、野村峰山作曲の平調管による尺八合奏曲「蹴鞠の調べ」に「小鼓」と尺八パートに声部(Divisi)を加え、新しく構成したものを発表します。
「竹の新撰組」の活動を通して、過去の現代作品の再演と新作の上演を行い、それによって、尺八のための創作活動を再度活性化しようと企画いたしました。 1904年 から2007年 の間に作曲された尺八音楽を取り上げ、それぞれの作品の独自性と新 しい試みを紹介します。 楽器としても、尺八界で最も普及している1尺 8寸管を用いた初代中尾都山作曲による楽曲と、これとは対照的 に長短管による楽曲とを演奏 します。また、中尾都山の音楽構造を次の世代に伝承するために、都山流本曲 《岩清水》では、独奏部を斉奏によって演奏します。また、新しい尺八楽の試みとして、2007年 に野村峰山が作曲 した 《津軽風土記》を「竹の新撰組」とのアンサンブルの為に新しく構成したものを発表いたします。