東海大学政治経済学部経済学科
栗原崇ゼミナール
〒259-1292 神奈川県平塚市北金目4-1-1
東海大学3号館10階 経済学科第2研究室
E-mail: t.kurihara.academic***gmail.com, ***=@
ニュース
2期生の皆さん、ご卒業おめでとうございます。
2023年度の論文コンクール経済学科賞(4年生部門)にて、安藤絵利花氏が1位、柳岡匡氏が2位に入賞しました。
第2期生のゼミ長である安藤絵利花氏が、早稲田大学大学院経済学研究科に合格しました。おめでとうございます。
ゼミの概要
<テーマ>
栗原ゼミで扱う主要分野は公共経済学です。公共経済学には、主に4つの目的があります。
市場の失敗に対して、政府の適切な介入方法を考えること
効率性と公平性の両方を考慮し、経済の発展と貧しい人々の保護を両立する方法を考えること
集団や社会で意思決定を行うための適切な方法を探ること
非協力的な人や嘘をつく人に協力しようと思わせるインセンティブを考えること
*医療・教育・労働・集団的意思決定などの社会問題も扱えるのが、本ゼミの特徴です。
*3年次の後期に「公共経済学」の履修を原則とします。
<授業の進め方>
ゼミナール
3,4年生合同でゼミを実施します。3年生は3限のみ履修登録、4年生は4限のみ履修登録となりますが、両方への参加を原則とします。2年間にわたるゼミの流れは以下の通りです。
統計分析ソフトウェアRまたはSTATAの使い方と、計量分析の心得を学ぶ。
興味のある内容に関する先行研究を調べて、内容を発表する。
2を通して、その分野で残っているテーマを確認し、テーマが固まったらデータ探しをする。
データ収集後、Rで回帰分析を行い、論文執筆を行う。
*注意:2024年度はキャンパスが異なり通常通りの合同ゼミが実施できません。
プレゼミナール
春学期は、レヴィット&ダブナーの『ヤバい経済学』を輪読します。秋学期は、以下の流れで行います。
統計分析ソフトRの使い方をテキストに沿ってじっくり学ぶ。
計量分析の心得を学ぶ。
政府や公共機関が開示しているデータを集めてみる。
実際にRで回帰分析を行い、発表を行う。
これまでの成果
論文コンクール経済学科賞(4年生部門)
2022年度は1位、2位入賞
2023年度は1位、2位入賞
大学院進学
2022年度早稲田大学大学院経済学研究科に1名
2023年度早稲田大学大学院経済学研究科に1名
3、4年ゼミの学生数は累計で51名(〜2024年度)
メンバー
1期生(2021年度)12名
井手ひかる(イベント)・門脇嶺・北爪良太・小林大起(広報)・西郷直紀(広報)・庄司剛人(副ゼミ長)・鈴木達哉(ゼミ長)・高島一優・武田洋拓・立木伽奈(会計)・三橋孝亮・森島瑞月(イベント)
2期生(2022年度)14名
安藤絵利花(ゼミ長)・石井健太・高知凛世(イベント)・志村翔太郎・上不聖哉・杉本健太(イベント)・館農一真・七宮楓音・新田爽太郎(副ゼミ長)・樋口慧・平本隼・前場風雅(会計)・柳岡匡(広報)・山岸幸暉
3期生(2023年度)16名
井上紅陽(ゼミ長)・大津都希・河野凌輔(イベント)・河野甫(合宿)・菊川稜太・北川潤哉(会計)・國井勇杜(建学祭)・坂井賢太・田尻忠数(副ゼミ長)・張皓然・長谷﨑文乃(研究)・三塚千紗・森川和希・矢田隼・山際さくら(広報)・横田陽香(研究)
4期生(2024年度)9名
大坂玲二(研究)・小河空矢(イベント)・勝田真太郎(合宿)・佐藤晃成(副ゼミ長)・高崎希生名(イベント)・豊原大進(OBOG会)・藤田輝彦(広報)・峯尾柾範(研究)・渡邊脩友(ゼミ長)
おすすめの書籍
小塩隆士(2012),『効率と公平を問う』,東洋経済新報社.
小塩隆士(2016),『公共経済学』,東洋経済新報社.
小塩隆士(2010),『再分配の厚生分析』,日本評論社.
栗山浩一&馬奈木俊介(2020),『環境経済学をつかむ』,有斐閣.
大竹文雄&平井啓(2018),『医療現場の行動経済学』,東洋経済新潮 社.
アマルティア・セン(2002),『不平等の経済学』,東洋経済新潮社.
鈴村興太郎(2012),『社会的選択の理論・序説』,東洋経済新潮社.
藤田晶久&ポール・クルーグマン&アンソニー・べナブルズ(2007),『空間経済学』,東洋経済新報社.
星野匡郎&田中久稔&北川梨津(2023),『Rによる実証分析 第2版』,オーム社.