次元の放浪者
シューボンド
次元の放浪者
シューボンド
メインの登場作品 「シューボンド旅行記」
キャラクタークレジット:Syumai_giant
「悪いね。あんたには何の恨みもないんだが。」
「俺は本当に憶病なんだ。」
ー シューボンド
フルネーム:シューボンド・バグザ
性別:♂
種族:ロブロクシアン
年齢:不明
誕生日:9月1日
出身地:不明
所属:不明
好きなモノ:金
嫌いなモノ:凱旋を邪魔する者
「シューボンド旅行記」の主人公にしてヴィラン。
様々な次元を旅しながら生き延びてきた。自分の生存と繁栄のためであれば手段を選ばない。
誕生日と自分の名前以外覚えておらず、自分が生まれた故郷を見つけるために旅を続ける。
LOCKED
今日も見知らぬベッドで目を覚ます。
ここはどこだ?俺はいくつだ?今はいつだ?俺は今どの立場か?
「俺は誰か」だけが分かる。シューボンド・バグザ。
「何をしたいか」だけが分かる。俺は自分の生まれ故郷を探している。
目を覚ますごとに「設定」が変わる。ある時は警察官。ある時は連続殺人犯。ある時はスーパーの品出し。
いつも「裏切り」と「周りの死」、「罵詈雑言」に精神をすり減らしながら、彼は可哀想な自分に利益を出すために犯罪に手を染めた。
「一夜過ぎれば逃走成功」の彼の現状において、殺人、強盗、窃盗、残虐の何もかも、一日だけの罪であったからだ。
退屈はしない日々、だがシューボンドはいい加減、この世界観のループに飽き飽きしていた。
ある日のこと、久しぶりに、とてつもなく心地の良い世界に着いた。
汚染されていない空気。明るい世界の景気。能天気でバカそうなモブたち。しかもなんと都合のいいことに、数分で遺体が消えるというのだ。これほどまでシューボンドに好都合な世界はなかった。ここはシューボンドの故郷ではなかったが、彼はこの世界にずっといたいと感じた。しかし現実は非情なものだ。しばらくこの世界を堪能するうち、もう夕方になってしまった。
人を6人ほど殺めた後、彼は絶望にうなだれる。
寝れば世界線を超えてしまう。この「激レア枠」を逃してしまう。夜更かしをしようとすれば失神してしまう。そしてまた新しい世界へ。彼にとってそれは祝福でもあり、同時に呪いでもあった。
悩む彼のもとへ、一つの朗報が届く。
それは「深層」の存在。その場所は地面の下にあり「理が通用しない超常空間」であると。その場所であれば、もしかしたら、自分にある「設定」を捻じ曲げられるかもしれない。とても危険な場所だそうだ……だが、現状を打破するためにはそれしかない。
彼の選択肢は一つ。その場所で自分がこの世界に残る方法を模索することだった。
彼は地下に降りていった。深層とはいってもただの洞窟だろうと思っていたが、それは間違いであった。
緩い壁を掘り進めた時、彼は部屋の様な場所に着いた。
手すりの様なもの…ガラスの扉、いや窓。そしてその奥には家具と小部屋。ここはベランダだ。
そこはマンションであった。「地下に高層マンション」があったのだ。
彼の目前に「住人」が現れる。ヒトが変異した存在。ソレはシューボンドと互いを認識したとたんに襲い掛かってきた。
ここまで「深層」が、明確に牙を向いてくるとは思わなかった彼、とっさに部屋のうちのひとつに逃げ込み鍵をかける。
しかし圧倒的な怪力によって一瞬で破られ、地面にねじ伏せられてしまう。
絶体絶命のシューボンドの元に、神々しい装束を守った怪物が現れた。
バケモノふたりとシューボンド。静まり返り、緊張が走る。
その装束のバケモノはこう口を開いた。
「私の配下となり、あのお方に遣えよ。さすれば、貴様の追い求める虹を叶えてやろう。」
「珍獣」を見つけたそのバケモノは、シューボンドを飼いたいと言い出した。
だがシューボンドにとっても、その勧誘は悪い話ではなかった。
目を覚ました。そして‥‥俺はこの世界に残っていた。
「お前が成るべきは”他人の脅威”だ。お前は”悪”となり、あやつらの育成を促すのだ。」
「上司」となったバケモノが求めた仕事は、案外簡単なものだった。
朝飯前のこと。
シューボンドは昔から、他人をいじめるのが大好きだった。
シューボンドのモチーフは「Roblox Stylish Aviators」アクセサリー。Robloxというゲームの無料アクセサリーで、Robloxを初めた誰もが購入し、付けることができます。
シューボンドはかつて「シューボンド旅行記」という小説の主人公として生きていました。様々な世界を歩み、大量の死と裏切りを見るうち、彼の精神は荒んでいきました。最終的に彼は次元の狭間へと転落、消息不明となります。
レンダーイラスト
(作:Syumai_Giant)