埼玉県羽生市にある国指定天然記念物「宝蔵寺沼ムジナモ自生地」にて、ムジナモが長期にわたって生育できる環境を維持することを目指して活動しています。
「埼玉大学ムジナモと生物多様性プロジェクト」は、羽生市教育委員会・羽生市ムジナモ保存会・さいたま水族館・地元の学校関係者など地域と協力して活動しています。多くの人がムジナモの保護増殖、生育環境の整備やモニターに関与する活動を続け、現在多くのムジナモが宝蔵寺沼に見られるようになりました。
2024年5月12日
宝蔵寺沼ムジナモ自生地にて、第3回ムジナモ生育調査を行いました。曇り空で気温もそれほど高くならず快適でしたが、一部ヨシなどが高く成長しており、自生地全域をまわるための進路の確保に難航しました。
ムジナモは全部でおよそ27万個体確認できました。先端部は緑色を呈しており、全般的に良好な状態のようでした。 水路によってはムジナモよりもイヌタヌキモが多い場所も複数ありましたが、多様な生物の生育環境という観点から、それもよいのではないかと思いました。
参加学生がムジナモの株数を数えている
ムジナモとイヌタヌキモが混在している水面
2024年4月7日
宝蔵寺沼ムジナモ自生地にて、第2回ムジナモ生育調査を行いました。参加メンバーは埼玉大学生5名、大学教員2名、地域の高校教員2名、高校生2名。近隣の桜は満開で穏やかな調査日和となりました。重機による掘削も終了し、ムジナモ保存会により防鳥テープが設置されていました。
ムジナモの状態は全体的に良好で、総数は昨年同期とほぼ同じ約13万株でした。先月始めてムジナモが見つかった自生地西北角地点には、コイが数匹泳いでいました。ムジナモはだいぶ食べられているようでしたが、浅瀬や木の根元などにまだ少し残っていました。
水路に一列に並び、ムジナモ生育を調査する様子
水路際にムジナモの集団を発見!
2024年3月10日
宝蔵寺沼ムジナモ自生地にてにて埼玉大学生4名、大学教員2名、地域の高校教員1名でムジナモ生育調査を行いました。浮上しているムジナモは大きく大変良好な状態でした。自生地全体にバランスよく適度に浮上しているようでした。
今回、自生地西北角にある淀んだ水路にたくさんのムジナモ冬芽が浮上していることが見つかりました。ムジナモが独自に生息域を広げていました。
展望台から見た宝蔵寺沼ムジナモ自生地の様子
浮上したムジナモの冬芽がたくさん見られました。
学生とともに各水路のムジナモの株数と生育状況を調べていきます。
同日、ムジナモ保存会による伝統的なさでかきが行われていました。水路を拡張することで、ムジナモの増殖が期待されます。