【思ったより、ゆるくならなかった前説】
2030年のAGI問題に備え、シリコンバレーでも論じられ続けている「哲学」の重要性。
AI研究の第一人者の一人であるニック・ボストロムは「AIの時代、人間の意味と価値を再定義する事になる」と予見し、歴史学者のユヴァル・ノア・ハラリは「知の分断が起き、大量の無用者階級が生まれる」と論じ。
また、DeepMindのデミス・ハサビスは「人間が賢いと思っていたこと、知性そのものの定義が変わる」と語り、AI安全研究のローマン・ヤンポルスキーと同じく「問いを立てる資質」こそが知性の定義が変遷した世界での人間の主権になってゆくと述べています。
Grokのイーロン・マスク、ChatGPTのサム・アルトマン、Claudeのダリオ・アモデイ、ライバルであるAI企業のそれぞれのCEOがAGI(汎用人工知能)の到来を早ければ2027年だと予測し、従来のヒューマニズム自体を揺るがす時代がすぐそこまで来ているように見えます。
昨年、このAGIアライメント問題について僕も深堀し、知的運動の定義についての論文を書きました。
が、どの角度から調べても、時代は大きく変わるなぁ、という結論は変わりませんでした。
そうして、最悪は人間の主権すら変わる世界の中で、どうにかして僕の気づきを伝えたい、と思って急遽立ち上げたのが「?」です。
たぶん、これが僕の人生の最後の大きな長期活動になると思います。
「?」では、従来の学校教育のようなものは原則として行いません。
そのかわり、想像/創造力、思考法、論理出力といった、AIとの対話に必要であり、AIに代替されない人間の能力の基盤を伸ばすための力添えをさせていただきます。
おおよそ最長で3年後にはやってくるとされる「人類を超越する知能」を前に、単に飼いならされる人間に収斂することがこれからの人類の幸福なのかもしれません。
が、同じ命と人生なら、自分の意志、想い、肉体を通して出てしまう自分らしさを正しく世界に示せる力をもって時代に向き合ってくれる次世代であってほしい、新時代の知性と渡り合える命であってほしい、と僕は願っています。
このサービスが無償であるのは、その願いが僕にとってのエゴに過ぎないという自認、そして、この時代に生まれる問い、つまりは皆さんの体感を通して出る言葉を僕自身も受け取らせてもらえることがお金に代えがたい価値を齎してくれているからです。
バカ正直にぶっちゃけると、活動や対話の中から知的運動の理論の実践値を体感でいただいている、という話です。
2026年の今、シリコンバレーが時代の最先端で追い求めるのが古典哲学という面白い現実と、その知の示す意味。
彼らの導く哲学の一端を共有し、豊かな未来の魁に出来たのなら、と願っております。
2026.3.28
藥師川工房代表
藥師川 兼逸
※2026.3.28現在、今のスペース規模では新規参加を受け付ける事は難しくなっていますので、受講希望者は面談による合否判定を設けさせていただいています。