2022年11月3日~14日
廃繊維を利用したアップサイクル素材の応用方法を探る1年間のプロジェクトの成果を展示。
Photo by Kanta Nakano
Fabric Re-engineered as Products は株式会社colourloopとKyoto Design Labとの共同研究です。SalotはKyoto Design Labからデザインスタジオものやとマテリアルリサーチ、そして、プロダクト、展示会場、ウェブサイト、ビジュアルのデザインをさせていただきました。ぜひ、公式ウェブサイトもご覧ください。
展示挨拶
繊維産業は製造・利用・廃棄時のGHG排出量や製品ライフサイクルの短さなどから環境負荷が非常に大きい産業と指摘されており、国際的な課題となっています。日本国内でも衣類廃棄量は年間約140万トンに上る一方(環境省調べ)、リサイクル比率は低く、多くが埋め立てや焼却処分の対象となっています。その理由の1つとして、繊維素材は混紡・混織されたものが多いため、素材分別に基づくリサイクルが難しいことが挙げられます。
このような問題に対し、株式会社Colourloop(以下、Colourloop)は素材分別が困難な廃棄された繊維を色分別し、魅力的な素材として再利用するシステム「Colour Recycle System」を開発しました。繊維素材の風合いを残したオレフィン樹脂シートとして再利用可能になったことで、従来の故繊維リサイクル製品のみならず、多様な利活用方法の開発が現在求められています。
そこで展示会では本共同研究は樹脂シートの新たな用途を検討した結果、生み出されたデザインの可能性をご紹介します。
Photo by Kanta Nakano
Fabric Re-engineered as Products
コラボレーター/ 株式会社colourloop
プロジェクトリード / 水野大二郎
テクニカルリード / 井上智博
プロダクト・展示デザイン
櫻井 仁紀(ものや)
吉田 卓史(ものや)
ハフマン恵真(Salot)
ヴァンカートヴェン ダニカ(Salot)
協力 / 株式会社オカノ
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