過去のプロジェクト：Stars in your mind

ペットを失うことは、本当に本当に辛いことです。どんな悲しみもそうかもしれませんが、ペットロスの辛さは、世間的にあまり理解してもらえないことではないでしょうか。心身の半分を喪失するような悲しみに耐えていても、会社やアルバイト先で慶弔休暇を取れるわけでもなく、しっかり嘆き悲しみお別れを言う時間も取れないケースが多いでしょう。また、ペットが世を去るのは急な場合が多いだけに、飼い主さんは「あの時、もっと早く病院に行っていれば...」などの後悔に苛まれるという話もよく聞きます。

MINAZUKI JAPONのYukoも、最近まさにそうした辛い体験をしました。Yukoの長年の友人であるMoonCatは、自分の飼い猫が世を去った数年前の体験を思い出し、Yukoの悲しみに寄り添いたいという願いから、一枚の絵を描いて贈りました。

ちょうど満開だった河津桜の先に、昼間の青空の中に輝く星々が見えるというイメージです。「ペットはこの世を去ると、飼い主の心の中で星になる」という言葉を添えて。

Yukoはその考えを受け止め、桜の梢の向こうに、この世を去ったばかりのチワワの絵を描いて、MoonCatに返しました。そのイメージの美しさに、MoonCatは衝撃を受けました。

「すべての愛しいものが、この空の先で光っている」-----この考えは二人にとって、大きな癒しになりました。それと同時に、この癒しを、同様の悲しみを抱えている飼い主さんたちに届けることができないか、と考えました。

そのようにして始めることにしたのが、"Stars in your mind"プロジェクトです。