データに基づいて現象の背後にある因果関係を明らかにし、より良い意思決定へとつなげる統計的因果推論、すなわち因果AIは、学術・産業・政策の各分野で急速に重要性を増しています。
本フォーラムは、「因果」を共通のキーワードとして、理論や方法論から応用、さらには社会実装に至るまで、大学・企業・官公庁など多様な立場の研究者・実務者が集い、知見を共有し議論するための場として開催します。
専門領域や所属機関の枠を越え、因果に関わる最新の研究・技術・事例を紹介し合うことで、学際的な交流と新たな共同研究の創出を期待しています。また、因果推論の概念や方法を大きく発展させるだけでなく、広く普及させ、次世代の研究者や実務家がともに学び、つながる場をつくることも目的としています。
今後も本フォーラムを毎年定期的に開催し、継続的な交流と発展の場として育てていく予定です。
開催形態: 対面のみ (オンラインなし)
参加申込フォーム: こちらのGoogleフォーム
申込締切: 1月21日 (水)
定員: 100名
参加費: 無料
情報交換会 参加費: 2,000円
場所: 滋賀大学 彦根キャンパス 総合研究棟「士魂商才館」セミナー室1
【1月29日 (木)】
12:50-13:00 オープニング
13:00-14:30 講演1 チュートリアル 「因果推論の基本」黒木 学 (横浜国立大学)
14:30-14:45 休憩 (15分)
14:45-15:30 講演2 「実践的な課題に動機づけられた因果探索の技術開発」鈴木 浩史 (富士通)
15:30-15:45 休憩 (15分)
15:45-16:30 講演3「TBA」 新垣 隆生 (東芝)
16:30-16:45 休憩 (15分)
16:45-17:30 講演4「予防医学における因果探索の社会実装 —— 因果グラフを医療・保健の意思決定へどう『翻訳』するか」 奥田 忠久 (京都大学)
18:00-19:30 情報交換会 (滋賀大学 イニシアティブ棟)
【1月30日 (金)】
9:30-10:15 講演 5「Evaluation of “Probabilities of Causation” in the Presence of Uncontrolled Confounding and Measurement Bias」 吉田 悠夏 (横浜国立大学)
10:15--10:30 休憩 (15分)
10:30-11:15 講演 6「脳神経ネットワークの力学的性質を考慮した因果探索:メカニズムの理解・介入を目指して」 横山 寛 (岡山大学)
11:15-11:30 休憩 (15分)
11:30-12:15 講演 7「LiNGAM公式Pythonパッケージと因果分析アプリCausalasの最新動向」 池内 崇 (SCREENアドバンストシステムソリューションズ)
12:15-13:45 休憩
13:45-14:30 講演 8「因果推論における介入の概念」 清水 雄也 (京都大学)
14:30-14:45 休憩 (15分)
14:45--15:30 講演 9「ボウ付きADMGの識別性:非線形因果モデルにおける必要十分な条件」 Thong Pham (滋賀大学)
15:30-15:45 休憩 (15分)
15:45-16:30 講演 10「生態学分野への統計的因果推論の導入、その苦闘の紹介:理解がない&データがない状況からどうしたか」 林 岳彦 (国立環境研究所)