メールマガジン「宇宙開発ヘッドラインニュース」の解説
筆者は大学で宇宙工学を指導しております。初めは1990年代の終わり頃、学生が宇宙開発の現状を知らないことに危機感をもち、少しでも関心をもってもらおうと、ニュースを印刷して研究室の壁に貼っておりました。その後、印刷の手間を省くのと、より多くの人に伝えたいので、2000年8月からメールマガジンとして発行を始めました。
筆者が学問の場にいる関係で、学会情報にも力を入れています。これは他の宇宙系メールマガジンやウェブサイトでも見かけないので、本誌のオリジナリティと自負しています。
読者様のほうで整理しやすいかと思い、発行年月日を記載しています。
(例)[宇宙開発]20210123
最近のニュースを紹介します。
(例)1/23 ○○が××する(JAXA,共,読)
(例)1/23 1234GMT打上成功:○○1号
日付は、出来事の発生日、あるいは第一報の日付です。
時刻は24時制で、12時34分を1234というふうに略記します。
基本的に日本標準時(JST)ですが、海外のロケット打上げや、国際ニュースでは、グリニッジ標準時や現地時間で表すこともあります。
行末の括弧内に情報源を略記します。
打上結果など情報源による差がないものや、すべてのマスコミが報じている大ニュースなどは、情報源の表示を省略しています。
今後1週間ほどの、打上などの予定を紹介します。下記の書式で略記します。字数を減らすため、ロケットや衛星の名称のハイフンや空白を省略することもあります。
月/日 時分 イベント:衛星名,打上機,打上地
(例)1/23 1234JST打上:ETS-X,H2A,種子島
複数衛星の同時打上は波括弧{ }でくくって表記します。
一般向けの講演会や展示会、プラネタリウム番組で宇宙開発関係のもの、などの催し物を紹介します。下記の書式で略記します。
月/日 イベント名,開催地>申込先
(例)1/23 1000-1600 ○○講演会,××市△△会館>JAXA
自由参加のものは1週間前、事前申込が必要なものは、1ヶ月前くらいにはお知らせするようにしています。
筆者が集めている情報には限りや偏りがありますので、ローカルイベント情報などご存じでしたら教えていただけると助かります。
学会の開催予定および、申込締切の案内をします。
開催案内は下記の書式で略記し、1週間前くらいにお知らせします。
月/日 学会名,開催地
(例)1/23 ○○シンポジウム,××市△△会館
申込締切は下記の書式で略記し、1ヶ月前くらいにお知らせします。
月/日 学会名,開催日,開催地
(例)1/23 申込締切:○○シンポジウム,3/21,××市△△会館
学会に参加するような人なら、申込先はご存知と思うので、特に記載していません。
宇宙開発関係のTV番組を紹介します。
宇宙開発というよりも、天文学やSFが主体の番組は載せないことがあります。(私の好みにも依ります)
(天文番組については、相互リンクしているstartvというメールマガジンを勧めます。)
その他のお知らせを掲載します。
公募の案内、新刊書の紹介、他のメールマガジンの紹介などです。
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https://sites.google.com/view/spnw/
平山寛
近況や、ひとことコメントを追記することもあります。
おおむね、火曜と金曜のお昼休みに発行しています。
大ニュースがあった時には、臨時で速報することもあります。ニュースが少ないときには、休刊することもあります。
携帯対応のため、略記号を多用いたします。やはり字数節約のため、固有名詞はカナよりアルファベットで表記することが多いです。ご了承下さい。
主な略語は、このホームページの「用語集」から調べられるようにしておきます。それでも不明でしたら、掲示板かメールでお問い合わせ下さい。
とくに、よく使うものをここに紹介します。
時間帯符号
JST:日本標準時
GMT(JST-9時間):グリニッジ標準時
宇宙開発機関
JAXA:宇宙航空研究開発機構
ISAS:JAXA宇宙科学研究所
NASA:アメリカ航空宇宙局
ESA:ヨーロッパ宇宙機関
団体・会社
JSASS:日本航空宇宙学会
JSME:日本機械学会
JSF:日本宇宙フォーラム
YAC:日本宇宙少年団
MHI:三菱重工
その他
ISS:国際宇宙ステーション
KSC:ケネディ宇宙センター
主な情報源は、このホームページの「リンク集」のところに登録してありますので、ヘッドラインを見て興味を持たれましたら、詳細情報を探してみて下さい。
大手マスメディアについては、マガジン内では下記のように略記しています。
共同通信 (共)
時事通信 (時)
日経新聞 (経)
産経新聞 (産)
読売新聞 (読)
朝日新聞 (朝)
毎日新聞 (毎)
気を付けてはおりますが、誤記やガセネタも入るかもしれません。それで読者様に何らかの損害が生じましても、補償いたしかねます。その観点からも、重要なニュースはぜひ原典を探して見て下さい。
もちろん誤りのご指摘は歓迎いたします。
要約ニュースの著作権について、日本新聞協会編集委員会の見解によると、見出しの著作権は「微妙」だそうです。
法的根拠のない私見ですが、私のメールマガジンでは細部まで書きすぎないようにし、読んでくださったかたが、より詳細なニュースを知りたくなるようにして、情報源のWEBを見たり、新聞を買ったりしてくれれば、情報源に損害は与えないと思うのですが…。
まあ、大目に見て下さいませ。
本メールマガジンでは、限られた文字数で読者への情報密度を上げるため、宇宙開発に関係の無い商用広告掲載の予定はございません。広告掲載依頼は御容赦下さい。
宇宙開発に関係のある、書籍・イベントなどの紹介でしたら考慮します。
宇宙関係の相互リンク・紹介文掲載は歓迎いたします。