魔法と科学がともに栄えた世界。
人々は魔法と科学の力を借りて、豊かに暮らしていた。
しかし、魔法は強大な力であるがゆえに、それを悪用するものもいた。
これは「正しい魔法」と「悪しき呪い(まじない)」にまつわる話。
主人公たちが暮らす、こことは別の世界。名前の通り魔法があり、人々の暮らしを支えている。科学もそれなりに発達している。(目安としては2020年代ごろの日本、スマートフォンなどの通信機器がある。)
800年ほど前に「魔法戦争」と語り継がれる魔法を用いた世界滅亡寸前の大戦争が起こったことがある。詳細は後述。
魔法は最初からこの世界に存在している力ではなかった。「セレーネ」と呼ばれている少女がはじまりの魔法使いとして語り継がれている。彼女は人間は誰しも体に魔力が流れており、それを体の外へ出力すれば誰でも簡単に魔法が使えるのだと説き、瞬く間に魔法という力はこの世界に普及していった。
しかし、新たな力を手に入れた人間たちは争いを始めてしまった。最初は個人間の小さな小競り合い程度だったものが次第に国を巻き込み、世界を巻き込み、はじまりの魔法使い「セレーネ」を巡って大戦争が始まってしまった。これが「魔法戦争」である。
人々は与えられたばかりの魔法の力を使い世界が滅亡するのではないかというほどたくさんの罪のない人が殺し合った。それを苦に戦いの原因となってしまったセレーネは自身の力を集約し、使っていた「聖剣」と「聖冠」に封じ込め、戦いをやめるよう宣言した後民衆の前で自害した。
取り合っていたセレーネがいなくなったことにより戦争は勢いを失い、収束していった。
これを受けて各国はセレーネの故郷である「リルアム王国」を中心に会議を行い、「今後一切魔法の力を攻撃する武器として用いないこと」を絶対条件としこの戦争は完全に終結した。
この物語の舞台となる王国。はじまりの魔法使い「セレーネ」の生まれ故郷であり、彼女の力が封じられた「聖剣」と「聖冠」がおさめられている場所でもある。この世界で最も魔法の技術開発が進んでいる国であり、数多くの魔法学園が存在している。魔法を学ぶために他国からの留学生も多数訪れている。
リルアム王国の王都であり一番栄えている都市。王族の住まう王宮や大きな市場などこの国の中心的施設が多数存在している。
騎士の街としても有名で、王族の護衛を請け負う「魔法騎士団」は世界トップクラスの軍隊と称されている。それに伴い王立の騎士学校も都市内に存在している。
リルアム王国の西の外れにある地方都市。主人公の出身地でもある。この地域には「魔法技師」と呼ばれる魔法の力を使うことのできる道具、「魔法具」を作る職人が集まっており、日々たくさんの魔法具が作られている。魔法具を作るのに必要な材料がこの辺り一帯でほとんど集めることができ、そのまま職人たちがそこに住みついたのがいつしか街になったそう。
またこの土地には「杖の樹」と呼ばれる魔法の杖を作るうえで欠かせない木が唯一自生している場所でもあり、魔法使いたちにとってはなくてはならない地域である。
主人公たちが通う超名門魔法学園。300年以上の歴史ある魔法学園でもある。現代日本に換算すると高等学校に当たる。現在はおよそ450名の生徒が在籍しており、毎年150名ほどの新入生が入学している。
「特待生制度」というものがあり、毎年若干名(目安として3人ほど)の生徒が入試なしで入学することも。いない年もある。
魔法戦争の後に活動を開始している武装組織。国際的に認知されており、暗黙の了解として魔法を用いた戦闘が許可されている。構成しているメンバーは魔法学園の精鋭たち。後述する邪道師から市民を守り、邪道師を呪いから解放するために活動している。
その名の通り邪な目的で魔法を悪用している組織。魔法の才に恵まれなかったり、魔法が使えなかったりするものに「呪い(まじない)」の力を与えて市民たちの生活を脅かしている。呪いは魔法戦争時に多くの人の命を奪ったため明確に使用が禁止されている禁術である。
何やら「上様」と呼ばれているリーダーがいるようだがその目的や正体は分かっていない。一説によればはじまりの魔法使い「セレーネ」の復活を目論んでいるのではないかとも言われているが詳細は不明である。
この物語の主要キャラクターたち
下線があるキャラクターは詳細を見ることができます。(今後も追加予定です。)
かかわりのある周辺人物たち