■完成・表紙/裏表紙

燭台切さんの衣装はまんばちゃんと同じく『蓮華祭』です。手に持っているのも巫女舞の神楽鈴。

狩衣と袴も本文指定の柄入れてあるんですが、もう少し濃く入れた方が良かったかも知れない。刷り上った本はじっくり見ないと柄が見えないです。

青の狩衣（そしてどっちも地模様入り）ってパッと見で三日月さんと被ってしまうので、三日月さんの方を暗め・燭台切さんの方を明るめで青の調節をしてました。

鶴ちゃんは元の通常衣装からシンプルアレンジ。（三日月さんに関してもそうなんですが）鶴ちゃんは元々のデザインがめちゃくちゃ好きなので、装飾品をどこまでキャストオフさせるか悩んで、周りとのバランスも考えて潔く全オフくらいに。でも羽織は変な形です。見栄え重視でバサァっと。

いざ描こうと思ったら一期は本文内に衣装描写が全く無くて。笑

水無月さんに「一期は洋服なの、和服なの？」って訊いたら「（粟田口カラーの）和服だよ」と返って来たので、そんな感じに一期は黒青系で和服です。

金のラインとか橙系の装飾入れようかと思ったんですが辞めて置きました。 辞めて良かったと！！思います！！！！

一期の羽織が無地だと寂しかったので、勝手に矢絣柄入れてます。目立たない程度に。

裏表紙の面子は人物自体の色数が控えめだったので、背景で色数を増やしてます。花とかキラキラとかうわーっと。本丸が舞台の話で通常衣装だと刀剣男士はそれだけで飾り気があって格好良く画面が纏まるので、あまり花とかキラキラとか盛らないんですが、個人的にはこういうごちゃーっとして色数の多い派手な画面も大好きなので、楽しかったです。

表紙の話が来たのは２０１６年末（丁度『瑞花』の仕上げ辺りだった筈）で。私にしては珍しく年末年始に帰省したので、その間作業は一切していないんですが、年明けすぐに校正前本文が上がって来たので、この原稿も２０１７年１月半ばには仕上がってました。

これも人目に触れるまで数ヶ月眠ってた絵です。日の目を見れて良かったなー！！の2回目。