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表紙:アラベール スノーホワイト160kg・クリアPP
遊び紙:なし
口絵:淡クリームキンマリ90kg(2ページ)
※白上質 最厚口の予定でしたが発注ミスりました本文用紙:淡クリームキンマリ90kg
印刷所:ちょ古っ都製本工房
<カバー>
コート紙・クリアPP/レース加工:手作業
印刷所:オレンジ工房
<副読本>
コピー/キンコーズ/製本:手作業
<ノベルティ>
クリアしおり/印刷所:(株)ポプルス
イメージチャーム製作:手作業
全力で趣味に突っ走った話が書きたくなって【みかんば×現パロ×魔法少女(但し女装)】をコンセプトに、厨二ラノベなり損ねを目指しました。勢い重視の単発本です。
ご予約いただいた数を見て「案外こういうネタ大丈夫(もとい好き)な方多いのでは……?」とは思ったんですけど、実際頒布を終えてみても私の本はいつもこれといった反響がある訳ではないので、需要は不明なままです。笑
■カバー
「めちゃくちゃ可愛く出来た~~~!!(※形だけは)」と自賛しているカバーもとい完成状態の外側です。印刷に関してはカラーに弱い印刷所だったので、相当色が悪くなってしまい大ショックだったことは特筆しておきたい所存。
パッと見の印象でトレペの質感を出したくて、白半透明+薄い灰色でもわもわしたテクスチャをかけていたんですが、色が悪くなり過ぎて完全に効果が死にました。ただの赤茶系の変な色した模様みたいになってしまった……。
2019年7月に出した『COVER WORKS 2015-2018』で、カラーに強い別の印刷所を使ってめちゃくちゃ綺麗に刷って貰えたので供養されました。マジオト書籍版とフルカラーイラスト集をどちらもお持ちの方は、どうぞ見比べて見てあげて下さい。
魔法少女モノラノベをイメージしてポップな色合いで明るめ・派手め、とにかく可愛く!!という方向です。女装だし日本刀持ってるけど。
トレーシングペーパーの帯をかけた感じにしたくてニセ帯デザインです。帯に入れる文章(煽り文)に随分悩み、結局本文内からごちゃごちゃっと抜粋。わざと文字を重ねて情報量を増やしています。
私自身こういう感じになっているものを見ると、一生懸命なんて書いてあるのか文章を読もうとしてしまうタイプなので、同じタイプの方には楽しんで貰えるんじゃないかなとか。
表側にイラスト・ロゴ・帯でごちゃっと詰め込んだので、裏側はシンプルイズベストにデフォルメ絵とあらすじ冒頭です。
表側は顔に近い辺りとロゴがメインなので、スカートの裾から出る太腿部分をあえて半透明帯で隠しています。捲りたくても捲れない帯。
裏側で一応こんな感じだよ、ということで全身衣装Ver.を。
実際印刷所へ入稿したデータ的にはこんな感じです。
これをこうして
こうじゃ。
カバー絵(もとい、表紙絵というか)の構図自体はスパッと決まっていました。
タイトルロゴを先に作っていたので、ロゴの位置や背景をどうするかで悩みつつ。
■表紙・裏表紙
カバーのスリットで上部は外側から見えます。
とことん可愛い装丁にしたかったので、カバーを外した時にも何か可愛い仕込みが欲しいなと思いまんばちゃんと三日月さんの顔アイコンを。
お菓子箱のパッケージみたいで可愛いんじゃないかなと思ってます。
■口絵
まさか口絵の紙指定を間違えるとは(笑)というやつです。印刷所から刷り上りが届いて表紙を捲って自分で吃驚しました。マジかよ。(∵)
本体の印刷所は『月と箱庭。』でお世話になったところなんですが、カラー口絵を入れようとすると紙指定に少し癖があるところなのをすっかり忘れていて、本文と同じ紙(うっすら黄色味の紙)にカラーで印刷されてしまいました。
これはこれでちょっと面白い感じにはなったので、狙って使うならアリだな……とは思ったりもしつつ。
このカラー口絵のために以前から目をつけていた(でもいつ使うんだよ……と思って買っていなかった)乙女チックな感じの素材集を買ったりしたんですが、マジオトでフル活用した後も何だかんだと役に立ちまくっています。買って良かった。
これも『COVER WORKS 2015-2018』で供養されています。きちんと白い紙でめちゃくちゃ綺麗に印刷して貰えました。
口絵裏面の登場人物紹介。
これは書籍版とこのWeb再録ページにしかないです。
カラー口絵のラフとカラーイメージ(兼、下描き)です。
少女漫画ラブコメテイスト(爽やかライト)BLのイメージでした。乙女チックな可愛らしい感じで元気めに。
魔法乙女Ver.の衣装設定。
完全に自分用(カバー絵+本文挿絵用)なので殴り描きのままで清書はしていません。
女装の部分はギャグ要素として入れているので、衣装に関して「センスは要らん!逆にダサくてなんぼだ!!」くらいの気持ちです。
副読本の方で解説していますが本編的に『のちのち衣装が自分で変更出来るようになる設定』があったので、むしろ「こんなのは嫌だ!」とまんばちゃんが言ってくれるコテコテな感じを狙った節もあります。
デザインの元(要素)はセラムンとプリキュアとまんばちゃんの本家通常衣装です。混ぜてはいけないものを敢えて混ぜる方向。まんばちゃんの制服が学ランなのは普段の格好と変身後のハッキリした差を出したかったのと、学ラン着てるまんばちゃんも可愛いじゃないみたいな趣味が半々な感じです。
■タイトルロゴ
三日月さんの「俺と契約して魔法乙女になってくれ」は完全にマドマギの「僕と契約して~以下略」からです。『魔法少女』だと余りにもそのまま過ぎる+まんばちゃんの年齢設定が高校生+これを言うのが三日月さん、というところから『魔法乙女』に変更しています。
これそういえばあとがきとか副読本にも書いてなかった。
「魔法乙男」と書いて「マジカルオトメン」とかいうふざけた読み方は、魔法少女=マジカルガールからの捻り+乙女あらため乙男=オトメン(これをそのままボーイと訳するのは面白くないなと)+考えてみたら予想以上に語呂が良かった、という事で即採用でした。
初期案。
そのまま「魔法乙男」と書いても面白くないので、わざと「女」という字を斬って「男」を被せています。武器が刀なので良いんじゃないかなと。
「マジカルオトメン」を挟んでいるのは装飾性の高いフォントで「MKNB」です。
第二案。
初期案が何かちょっと中華っぽい(?)印象かつ全体的に縦長でぼてっと重たくなったので、文字サイズや配置を変更して横長系に変更しました。
フォントの種類は初期案4種 ⇒ 第二案で3種に絞って決定。やっぱり2種か3種で収めておくのが落ち着き良いねということで。
「魔法乙女」の4文字はベタ打ち+囲み丸枠に文字が繋がるよう、少しずつ線を伸ばしたりしています。
逆に「男」はベタ打ちで囲み丸枠にくっ付かないサイズで。
第三案。
素材集から観世水と桜を持って来て設置でほぼ完成形。
カバーでは後ろの大きな桜は背景ど真ん中に行きました。
ロゴの後ろに桜があるVer.は本体の扉ページで使用しています。
完成一歩手前。
派手可愛い感じにしたかったので、カラフルかつみかんばちゃんカラーを散りばめつつの配色です。
カバー絵の魔法乙女衣装なまんばちゃんと重なるのが前提なので、衣装の色と被らない様にしながら。
これで完成。
アニメのOPタイトル画面に出て来るロゴみたいなイメージ。
■ノベルティ
実はノベルティを作る予定はありませんでした。でもマジオトに関しては(副読本にも書いていますが)予約受付中の時点でBOOST(※)積んでくださる方が多かったので、何かお礼品的なものを作りたいなと思ってクリアしおり+チャームアクセサリーをおまけで。
※…BOOTHのシステムで任意の金額を上乗せ出来るやつ
チャームに関しては元々細かいアクセ作りが好きなので、そろそろ何か作りたいな~と思っていた時期なのもあって趣味と実益を兼ねた感じで。
チャーム。
『みかんば』イメージというよりは完全に『マジオト』イメージです。結構可愛く出来たと思っています。
クリアしおりの原稿。
黒くなっているところが白印刷なしの部分。
クリアしおり作るの初めてだったので、絵柄と白印刷のズレを心配していたんですが。
現物写真。めちゃくちゃ綺麗に作って貰えました。大感激。
クリアしおりの印刷が想像以上に細かくて感動したので、1cmに満たないもちちかに定規を添えて「見てくれ!!」ってしていました。
本気で感動したのでフルカラーイラスト集にも写真載せてます。
レース加工のクラフトパンチはぴたちーwithもちんば・もちちかがお手伝い。(設定)
普通の紙より厚さがある(コート紙+PP加工)状態のカバーを何十回と連続でクラフトパンチで抜きまくったら翌日腕が見事に筋肉痛になりました。ひどい。
そんな苦労の結晶です。
元々漫画アニメ特撮を問わず所謂『変身モノ』が大好きな人間なので、書いた本人的にはめちゃくちゃ楽しかったです。
細かい話は本体の中(あとがき)と副読本(編集後記)で書いているので、お時間ある時に本編と合わせてどうぞ読んであげてください!!