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『月と箱庭。』

【個人誌/小説】文庫/244P

小説本編Web再録副読本Web再録

2017年5月4日(木祝)超閃華の刻 2017

表紙:ペルーラ スノーホワイト・クリアPP

遊び紙:なし

口絵:白上質 最厚口(2ページ)

本文用紙:書籍用紙 淡クリームキンマリ

印刷所:ちょ古っ都製本工房

本丸が舞台の静かにゆっくり進むシリアス長編小説です。

仄暗いみかんばちゃん、と題して書いた短い小説から設定を詰めて長々と書き起こして行った作品でした。

2015年10月~Twitterで不定期に連載を開始⇒2016年加筆修正したものをPixivに連載、全文掲載後、2017年5月に本に纏めました。

最終的には大団円ではありませんが箱庭ハッピーエンド。彼らなりに幸せになります。


このページは『月と箱庭。』本体の表紙・カラー口絵・諸々、主にカラー絵関係のWeb再録です。

本文内の白黒挿絵やカット、解説・あとがきは副読本の方にあります。

何だかんだ、絵を描く傍らでずっと小説も書いている人間なんですけど、 今まで私が別のジャンル(というかオリジナル)で小説本を出していた時って、Webの個人サイトがまだ普及していない様な時期にワープロ打ちのコピー本だったんですよね、時代的・発行部数的に。笑印刷所を使って小説本を出したの、実はこれが同人屋人生初めてで。作業環境的にうちのパソコンにはWordが入っていないのでOpenOfficeにお世話になりながら、パソコンのデータで小説本の原稿作ったのも初めてで。ぶっちゃけPDF入稿も生まれて初めてでした。(漫画の本だと主にPSDなので)そんな訳なので、本文レイアウトや細かい書式に関してはもうあれこれ勉強不足が滲み出ているんですが、概ねやりたい事はやり切りました。トータル自己満足度は抜群に高いです。ここから色々改良しているので、この後に出している小説本は書式設定周りがドンドン進化しています。

この話は一番最初に思い付いた時から、本文を書いている最中もずーっと「本にするなら絶対文庫サイズじゃなきゃ駄目!!挿絵ありじゃなきゃ駄目!!」っていう自分の中の拘りがありまして……いざ本にするぞー!と思って文庫サイズに合わせて原稿整えてみたら思いの他ぶ厚い感じになってンン!?って吃驚したんですが。笑

帯っぽい部分の加工ナシです。実は全体こんな感じでした的なやつ。

裏表紙側に散らしてるひらがな、帯の下の2文字も込みで「つきとはこにわ」です。

この本の表紙に絵は要らないなと思ったので、キャラ絵は表紙側にありません。下手にキャラ絵の表紙よりこっちの方が作品に合った雰囲気が出ると思ったので、本丸をイメージした建物の線画と冬の夜と雪、それから格子戸です。

デザイン的な話をすると、表紙・裏表紙と背幅部分で態と雰囲気を変えました。

イベント会場で机に平置きした時に見えるのって表紙・裏表紙なのでそこは揃えて、本棚に入れた時に見える背幅部分はまた別な感じに。

使った印刷所的に装丁で使えるオプションが特殊紙と「クリアPPあり/なし」のみに限られていたので、和紙PPっぽく見えたら良いなと全体的にテクスチャ貼り込んでみました。あと、パッと見トレペ帯っぽく見えたら面白いかなと見栄え重視な感じで。

両面キラキラ系の特殊紙(ペルーラ)とクリアPPにしたんですが、良い雰囲気になったと思います。

口絵1・2です。口絵1の方は裏表紙にも使っています。2の方は本文中での初対面シーン。

それからP.12カットのカラー版。

箱庭近さんの最初のお友達です。折角Web再録なのでカラーも出しておこうと思って。

pixiv連載当時の表紙に使っていた画像です。ここでタイトルロゴの簡易版的な形は出来ていました。

■タイトルロゴのあれこれ

昨今ベタ打ちでも良い感じになる素敵なフォントが多い世の中なので、割とタイトルベタ打ちにしてしまう事も多いです。

これに関してはフワッと浮かんだイメージがあったので、タイトルロゴを作りました。

頭の中に出て来たイメージをメモ用紙に書き殴って、それに沿って雰囲気の合うフォントや加工を考えるんですが、月箱のロゴに関しては思い付いたまま並べて一部肉付けとかしたくらいなので、そんなに凝った事はしていないです。

背表紙部分の色比率が判り易いかなと思うんですが、細いフォントって文字を小さくするとどうしても周りの色に負けてしまう+かと言って線を太らせるとそのフォントの良さが死んでしまう……みたいなジレンマがありまして。

如何に濃い色の背景で細い白文字をハッキリ見せるか、っていう試行錯誤はしました。

仕上げでは表紙側タイトルロゴの後ろには白ぼかしを少し敷いてます。

文字が光って滲む様な感じになったら良いかなと思ってやってみたんですけど、紙とPPのおかげもあって綺麗になったかな~と。

最後は宣伝用の1枚ペラです。本文用の挿絵をトリミングして並べて、こんな雰囲気だよってザックリ纏めています。