電離層補正パイプラインを用いた系外惑星電波データの解析

講演者:北 元

系外惑星から放射されるオーロラ電波の周波数は,惑星の表面磁場強度に比例する.そのため,低周波(数百MHz帯)の方が候補となる惑星が多くなり,観測に適している.しかし,MHz帯の観測で障害となっているのが電離層変動である.電離層での遅延量は低周波ほど大きく,数分で位相が大きく回転するため,感度低下の原因となっている.本発表では,電離層補正パイプラインを用いた系外惑星電波の解析結果について報告する.