ミニハロー内部構造進化による21cm forestへの影響

講演者:成瀬 元希

先行研究により、ホストハロー内の内部構造(サブハロー)まで考慮すれば、その低温性によって21cm線の光学的厚みやシグナルの存在量が増加することが示されている。しかし、実際に内部構造の物理過程を踏まえた上で低温のサブハローが存在しうるかは明らかでない。そこで本講演では、サブハローが力学的進化・熱的進化を遂げる中でどのように21cm吸収線に影響を与えたかを数値シミュレーションを使用して調べた結果について議論する。