教員からメッセージ・研究活動と学生達の進路状況
教員からメッセージ・研究活動と学生達の進路状況
本研究室が2010年春に発足してから15年が経過しました。私自身はもともとは機械工学を学び、医工学の研究へ。その後は血液ポンプの研究や血流下の細胞流動変形(バイオレオロジー・ヘモレオロジー)の研究、生体内の微小循環応答の仕組みについての研究を行ってきました。本研究室の研究活動においては、マシニングセンタやターニングセンタを用いた高精度切削技術・ものづくり技術を実験システム構築に応用します。また部品をくみ上げて実験システムを構築し、現象再現実験や、取得した画像に対する画像解析を行い現象解明に役立てます。学生の進路は、医療機器メーカにおける研究開発、ものづくりを生かした製造メーカー・電機機器メーカー・自動車メーカーでの技術職開発職、画像解析やプログラミング能力を生かしたシステムエンジニア職、国家公務員・地方公務員などの総合職、またまた分野横断的な経験を生かした政策職(コンサルティング)、企業での知財関係のお仕事に携わる方もいます。加えて、より医学的な研究をするために医学部の大学院に進学したり、本研究室にて博士学位取得した後に大学講師(研究者としての道)になった方、企業での研究開発職の関係から博士の学位取得の為に博士課程に在籍し学位を修めた方、など幅広い輩出実績があります。インドネシア・マレーシアから短期・長期留学生を受け入れた実績もありますし、ドイツ・イギリス・オーストラリア・米国といった国から血液流動研究や人工臓器研究の分野で国際的に活躍している海外の研究者らとの研究交流が現在も続いており、学生達の研究留学実績があります。研究活動が将来のキャリアアップにつながっています。学術の発展・医療技術の発展の為、共に切磋琢磨できるメンバーを歓迎します。
受験生の皆さんへ:本研究室は大宮キャンパス6号館にあります。学部生は芝浦工業大学システム理工学部生命科学科生命医工学コースに所属しています。大学院については、修士課程はシステム理工学専攻、博士課程は機能制御システム専攻に所属しています。
[東京科学大学病院]、[産業技術総合研究所]、[University of Stuttgart, Germany ]、 [University of Bath, UK]、[Polytechnic University of Valencia, Spain]、[Griffith University, Australia]、[Charite, Berlin, Germany]、[国内医療機械メーカ]、
芝浦工業大学修士課程在籍時、所属研究室(藤本教授)と東京医科歯科大学生体材料工学研究所生体システム分野(高谷教授)との共同研究の一環にて血液ポンプ開発における理論と実験的な面から研究に従事
ドイツ・アーヘン工科大学ヘルムホルツ研究所Cardiovascular Engineering 部門 研修生(Department of Cardiovascular Engineering Helmholtz Institute of Biomedical Engineering, Aachen Technical University, Aachen, Germany (Head: Prof. Helmut Reul))血液ポンプ内部流れに対する数値流体解析に従事
日本学術振興会 特別研究員DC2,
研究課題:心血管デバイスの物理的因子に起因する血球の損傷・破壊現象に関する総合的基礎研究に従事(研究従事機関:東京医科歯科大学)
独国フンボルト財団ポスドク奨学研究員としてCharite病院付属研究所バイオ流体メカニクス研究室(クラウスアッフェルド教授)にて研究課題:せん断流れにおける血小板顕微鏡観察に従事。
芝浦工業大学ポスドク研究員
[2010年4月] - [2013年3月]芝浦工業大学システム理工学部生命科学科生命医工学コース 助教
[2013年4月] - [2022年3月]芝浦工業大学システム理工学部生命科学科生命医工学コース 准教授
[2022年4月] - [現在]芝浦工業大学システム理工学部生命科学科生命医工学コース 教授
バイオレオロジー学会、日本生体医工学会、ライフサポート学会、微小循環学会、
国際血液ポンプ学会(ISMCS)、ヨーロッパ人工臓器学会(ESAO)、Biophysical Society、IEEE EMBS
芝浦工業大学工学部 機械工学科卒
芝浦工業大学大学院工学研究科 修士課程 機械工学専攻修了 修士(機械工学)
東京医科歯科大学大学院医歯学総合研究科 博士課程 先端医療開発学系専攻修了 博士(学術)