「鳥人間を目指す飛行機研究会」Sky Travelerの顧問をやっています。毎年琵琶湖で行われる鳥人間コンテストへの出場を目的として滑空機を開発しています。この活動では、1年生から飛行機開発に関わることが出来るので、飛行機設計や製作に興味ある、もしくはパイロットを目指したい学生さんにとっては多様な楽しみがあります。航空工学、飛行機開発プロセスを体験できる最高の環境と言えます。また、この機体設計に関する研究テーマを卒業研究に取り入れて行きます。
今年の大会は、事前審査をパスすることが出来ませんでしたが、2024年に向けて活動しています。
2022年製作機体のテスト飛行風景。滑空機ですが地上で滑走させて浮上させるテストをします。確実なテスト方法を模索中です。
機体製作は、学内専用の格納庫で、週3日ペースで進めています。
パイロットの飛行訓練の一貫として実機モータグライダー体験も入れています。
パイロット訓練はFPV操縦の操縦感覚の近いラジコン機を使って行っています。
2023年7月、2022年の破損で補修した主桁(翼の芯になる主要部材)の荷重テストを実施しました。巡航速度で飛行中の1.5倍の荷重を1分間ほど掛けて、破壊しないことを確認できました。以後は主翼形状を形成するリブ(小骨)の接着、外皮の張りつけと進んでいきます。
すべての作業プロセスは、「人が飛ぶための飛行機開発」のスモールワールドを体験できます。