木育部をきっかけに生まれた『KEYCUSプロジェクト』
SINRINGAKUのメンバーで地域で林業を行う國武林業さんが中心となり
KEYCUS(キイカス)という新たなプロジェクトを立ち上げ、
SINRINGAKUスタッフがプロジェクトをサポートしています。
その他、御船地域で行う完全無農薬の米作りの記録などを行います。
木育部をきっかけに生まれた「KEYCUS」
SINRINGAKUのメンバーで林業者の國武林業さんが中心となり、新たなプロジェクトが生まれました。山の現状を知る林業者(山師)が 地域のクリエイターと連携、
地元の未利用とされていた木を余すことなく使って新たな商品を生み出し、それを広めることで地域の山の環境整備や未来の山づくりに繋げようとする取り組みです。
KEYCUS(キイカス)という名前はその名の通り、「木を活かす」という意味合いと山づくりを考えるきっかけ(KEY)、木を自在にカスタマイズ(CUSTOMIZE)という様々な願いが込められます。SINRINGAKU木育部は過去2年林業ブースで全力サポート、木のおもちゃが生まれ、商品開発を行うことに。2019年よりタイニーハウス・家具・雑貨アクセサリー、木のおもちゃ、カッティングボード などを制作。
商品を通して山の豊かな暮らしを体感し、木を活かした新たな生活スタイルの提案を考えています。また、KEYCUS(キイカス)のブランドロゴは熊本デザインプロジェクトの河瀬文子さんのデザインです。今後も同じ想いをもつ皆さんとの連携はもちろん、様々な異業種の方々も巻き込みながら、地域の賑わいにつながる仕組みも考えたいと夢を膨らませています。
完全無農薬のお米作り
2018年くらいから田舎暮らしマスター信子隊長のもと、SINRINGAKUスタッフも完全無農薬のお米作りをお手伝いをしています。4月中旬の「種下ろし」に始まり、手作業での苗とりの後は、田んぼにみんなで苗を一本一本手植えしていきます。無事に収穫まで道のりは長いですが、毎年大地の栄養がぎっしり詰まった美味しい無農薬のお米をお裾分けしてもらっています。
この活動を通して、スタッフは米一粒一粒への愛着はもちろん、旬のお野菜の美味しさなど、山の恵みを色々と教わりながら、楽しく活動しています。
(SINRINGAKUの森ごはんもこのお米を使用)
森に暮らす
ニホンミツバチの
ミツロウつくりの記録
詳しくは画像をclick→
楽しい課外活動、ミツバチに感謝!
2018年9月28日
今日はSINRINGAKUのスタッフの自宅で
課外活動を行いました。
美味しい山の幸が並ぶ昼食の後は、
ニホンミツバチの巣箱を見学
一同、蜩窯に移動→はちみつを取った後、
巣の搾りカスから蜜蝋作り。
ちなみにこの日の作業
―― 蜜蝋作り―――
1.巣の絞りかすに水を入れ弱火でにる
2.絞りかすをこします
3.しばらく放置して冷やしていると、
水分とロウが分離し始める。
4.固まったロウをわり、茶色の蜜蝋の
液を別の容器に。
(この蜜蝋の液は来年の巣に垂らして
おくとまたミツバチがくるそう)
黄色いのはすでに蜜蝋となっています。
この日採取した蜜蝋を次回のSINRINGAKUの講座に活かそう!と
スタッフもワクワク。
今回の課外活動もなかなか密度の濃いものとなりました♪
ニホンミツバチのミツロウづくり
2022年8月28日
(森のニホンミツバチから頂いた、たっぷり蜜が溜まっていた巣よりすでに蜜を採取)
月の後半、9月に使用予定の
ミツロウづくりを行いました。
事前に採蜜しミツバチの巣の搾りカスを
鍋を使って蜜蝋(ミツロウ)を作り。
熱を加える前は搾りかすやゴミなども
あり、最初はこんな感じです。
熱を加え、溶かしていくとロウが
溶け出して下に落ちてたまります。
このように余分なゴミを網でこしていきます。
この作業を何度か繰り返し、
お湯の中に絞りカスを入れると、
ミツロウが溶けて浮き上がってくる性質を利用して、ミツロウを取り出します。
今回化粧用にも使用できるよう、
最後にサラシでこして、細かなゴミも
とり、ミツロウを精製していきます。
この時点ではもうトロトロです。
精製したミツロウは冷ましておくと、表面が自然と固まってこんな感じになりますが、黄色の色がとってもきれいです。缶の下の方に溜まった液は廃棄します。
表面のミツロウを取り出すとこんな感じになります。ニホンミツバチのミツロウの出来上がり♪
ミツロウを使った天然のクリームは、
薬用としては、軟膏、硬膏の基剤、
化粧品の基剤としても用いられます。
今回は、野草とハーブの先生にご指導いただき、この貴重なミツロウを利用して、話題の松オイル、松チンキ、松の蒸留水などを使用して、松のミツロウクリームを作ります。
ミツバチの贈り物を通じて、山や森を学んだり、地域の山野草に親しんだり、
効用を学びましょう。
身近な自然からもたらされる森の恵を
暮らしに活かしてみませんか?