四川・ローカルリスクコミュニケーション研究センター活動記録:

「四川大地震」被災地の数年後の記録(仮称)

このサイトについて

このサイトは、専修大学社会知性開発研究センターに設置された、四川・ローカルリスクコミュニケーション研究センター (平成27年度~令和4年度 )による研究成果の一部です。研究センターや研究プロジェクトの概要については、下記の専修大学の「研究プロジェクト」サイトをご覧ください。

(参考) 専修大学「研究プロジェクト」

2008年5月12日に四川省の汶川県で発生した「四川大地震」は、人的被害として死者は約6万9千人、行方不明者は約1万8千人を数えた大規模災害でした。この災害の復旧・復興過程は、中国政府の急速かつ大規模なトップダウン型の施策により進められ、そのなかの1つに「対口支援」方式と呼ばれる被害地行政組織と支援行政組織とを一対ごとに結びつけ、競争的な復旧・復興支援を促したことが日本でもよく知られています。この支援方式のもと、四川省の被災地各地で居住地移転を伴う被災者の生活再建がおし進められ、ハード面からの復旧・住宅地域の再構築に多くの人的資源と経済的支援が投入されました。早くも2012年初頭には「復興の完了」が当時の中国政府により発表され、現在に至っています。

急速な復旧・復興により四川省の被災地には、被災者向けの近代的な復興住宅群が確認できます。また、被災の記録を残すために災害に関する博物館が県レベルないしは市レベルで建設されました。これら博物館は現在も展示内容を一部、更新しています。本研究プロジェクトでは、2015年度より年に1度の頻度で「四川大地震」の被災地跡の訪問を実施しています。同時に、「四川大地震」に関する文献情報を収集し、災害研究の一助になるべく基本的な研究状況の把握に努めています。また、本研究プロジェクトは、四川師範大学日本研究中心が拠点となった四川省の研究プロジェクトの一部ですが、訪問の毎に四川師範大学において日本における防災社会学ないしは日本の災害に関する歴史学に基づいた研究報告を実施し、同大学関係者との知見の共有や研究交流をおこなっています。

本サイトは、訪問地毎に記録として写真を掲載したページ(「訪問記録一覧」)、関連する文献情報を掲載したページ(「「四川大地震」関連書誌)」および「研究会の記録」で構成されています。現在、仮公開中です。コンテンツは予告なく、更新を予定いたします。(2020年3月)

訪問場所の一覧

訪問地毎に記録を掲載しています。同一訪問地に複数回、踏査した場合もあります。

  1. 2015年10月28日から11月3日まで、成都市、宮川英一・小笠原強
  2. 2016年10月31日から11月7日まで、成都市・綿陽市北川県、宮川英一・小笠原強
  3. 2017年11月1日から11月7日まで、成都市、阿垻藏族羌族自治州汶川県映秀鎮、大矢根淳・宮川英一・小笠原強
  4. 2018年11月2日から11月8日まで、成都市、同市大邑県安仁鎮、阿垻藏族羌族自治州汶川県威州鎮、同県映秀鎮、宮川英一・小笠原強・小薗崇明
  5. 2019年10月30日から11月5日まで、成都市・綿陽市北川県、宮川英一・小笠原強

訪問記録(1)綿陽市北川羌族自治県

訪問時間:2016年11月、2019年11月

詳細はこちら:訪問記録(1)綿陽市北川羌族自治県

訪問記録(2)阿垻藏族羌族自治州汶川県映秀鎮

訪問時間:2017年11月、2018年11月

詳細はこちら:訪問記録(2)阿垻藏族羌族自治州汶川県映秀鎮

訪問記録(3)阿垻藏族羌族自治州汶川県威州鎮

訪問時間:2018年11月

詳細はこちら:訪問記録(3)阿垻藏族羌族自治州汶川県威州鎮

訪問記録(4)成都市大邑県安仁鎮所在の建川博物館聚落 の関連施設

訪問記録(5)その他

訪問時間:2015年から2019年まで

詳細はこちら(現在作成中です):訪問記録(5)その他

「四川大地震」関連書誌

詳細はこちら(現在作成中です):「四川大地震」関連書誌

研究会の記録

詳細はこちら:研究会の記録

更新記録

2020年04月08日: サイト公開

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