発行:集英社 著者」まど・みちお 装丁:明石すみれ(芦澤泰偉事務所)
まど・みちおさんのエッセイの装画を描かせていただきました。
銅版画(エッチング)に手彩色
優しさとユーモア。すてきな本です。
尊いいのち、それぞれの個性の輝きを唯一無二の詩人が語る、詩&エッセイ集。小さな体でキビキビと一心不乱に働いているアリが、いのちのかたまりのように見える。いのちの不思議さ、まぶしさ、激しさを感じる。植物も動物も鳥も虫も魚も、アメーバでさえ、個性があるといわれることに気づいたら、自分が人間本位のエゴのかたまりに思えて、いわずにおれなくなった――。自分を震えさせるものがあれば、詩は生まれてくるという含羞の人がいのちの輝きを語る、詩&エッセイ集。
書影
紀伊國屋書店梅田店