各省庁共通の資格:全省庁統一資格は、国の各省庁が管轄する物品の製造・販売などに関する一般競争(指名競争)入札に参加するための共通資格です。
申請の便利さ:資格は、指定された申請受付窓口のいずれか1か所で申請することで、希望する地域ごとに所在する各省庁の全調達機関で有効になります。
広範な有効範囲:取得した資格は、全国の47都道府県をカバーする8つの競争参加地域に分けられ、指定した地域内の全省庁で有効です。
多様な入札案件への参加可能性:物品の製造・販売や役務の提供など、多岐にわたる入札案件に参加することができます。
有効期間と更新:資格の有効期間は最大3年で、更新は3年に一度行われます。定期申請と随時申請の2種類があり、それぞれ有効期間が異なります。
これらの特徴により、全省庁統一資格は、国の調達案件に広く参加するための重要な資格となっています。
国の各機関の入札案件に対応可能:この資格があれば、国の全省庁が管轄する入札案件に参加できます。また、国の外郭団体や地方公共団体が管轄する入札案件にも参加できる場合があります。
一般競争入札への参加資格:全省庁統一資格は一般競争入札の資格であり、指名競争入札や随意契約にも選ばれやすくなる効果があります。
全国どこでも入札可能:全国の47都道府県をカバーする8つの競争参加地域に分けられ、指定した地域内の全省庁で有効です。本社や営業所のある地域以外を指定することもでき、全国をカバーすることも可能です。
多様な案件への参加:物品の製造・販売や役務の提供など、多岐にわたる入札案件に参加することができます。ただし、建築、建設や土木工事などの入札案件は対象外です。
中小企業・小規模企業に有利:入札参加資格は会社の体力によって等級分けされ、年間売上高・自己資本額・流動比率・営業年数などからポイント制で計算されます。これにより、中小企業や小規模企業にも参加の機会が与えられます。
これらのメリットにより、全省庁統一資格は、国の調達案件に広く参加するための重要な資格となっています。
また、全省庁統一資格は個人事業主でも取得可能ですので、法人化せずにビジネスをされている個人の方にも大きなチャンスとなります。
全省庁統一資格の申請手続きについては、以下のステップに従って行います:
申請場所の選定:各省庁申請受付窓口に掲げる申請場所のいずれか1か所を選びます。
インターネットによる申請:オンラインで申請を行うことができます。これには、調達ポータルでのユーザー登録が必要です。
郵送または持参による申請:申請書類を郵送するか、直接申請場所に持参して申請を行うことも可能です。
必要書類の提出:申請に必要な書類を準備し、提出します。これには、事業者情報や財務情報などが含まれる場合があります。
審査と資格付与:提出された書類が審査され、資格が付与されます。資格は、希望する地域ごとに所在する各省庁の全調達機関で有効となります。
オンライン申請も可能で、ユーザーフレンドリーな制度となっております。
全省庁統一資格は、法人はもちろん個人事業主も参加できる入札参加資格です。
案件は全国の省庁からのものであり、また、参加者は資本などの経営規模でクラス分けされているので、小規模事業や個人事業主にも落札のチャンスがあるといえるでしょう。
ただし、建設関係の案件はこの制度に含まれていないので、注意が必要です。
入札関係は常にある業務ではないので、従業員の方に取り組んでいただくのは非常に効率が悪いものとなります。入札業務のアウトソーシングをご検討の事業主様は、しらぬひ行政書士事務所まで、お気軽にお問い合わせください。