校種別/特設分科会
(1日目 15:20-16:40)
校種別分科会(1日目 15:20-16:40) ☆校種による課題に取り組む授業実践から学ぼう!
分科会Ⅰ:小学校
分科会Ⅱ:中学1年
子どもをつなぐ外国語科学習〜Small Talkと学級づくり
大田貴之 福岡・小
レポート概要:
担任主導の外国語の授業を,ここ5年ほど続けてきました。外国語活動・外国語科の学習を生かした取り組みが何かできないかと思い,Small Talkに着目しました。授業だけでなく,クラスの日直活動や学年・学級での取り組みを通して,「友だちと英語で話すのって楽しい」「コミュニケーションって面白い」と思える活動を,ほんのわずかではありますが報告します。レポートをもとに,皆さんとともに学び合いたいと思います!子どもをつなぐ外国語科学習〜Small Talkと学級づくり
誰もが安心して学べる授業づくりをめざして
福島悦子 東京・中
レポート概要:
新学習指導要領に移行してから2年連続1年生を担当しています。最初の英語の授業、自己表現活動、英語の音声の扱い方、ローマ字の扱い方、そして単語の作り方、辞書の扱い方、ノート作り、教科書の扱い方、遅れがちな生徒への対応、評価のつけ方、など2年間私が新英研の仲間に支えられながら取り組んできたことをレポートします。また私が悩んでいた時自己表現活動に救われた体験も話させていただきます。よろしくお願いします。
分科会Ⅲ:中学2・3年①
分科会Ⅳ:中学2・3年②
retelling vs 心を動かす教材
安野 寿美 東京・中
レポート概要:
リテリングが現行の教科書の目玉の一つになって、即興的に英語を話せるようになりたいという日本人の夢とそういう生徒を育てたいという英語教師の夢を掻き立てています。一方で、大して興味も持てない内容の教科書をもう一度喋らされることで、英語に対する興味が湧いてきて勉強したくなるとは、私にはあまり思えないのです。心を動かす教材こそが、外国語を使うというワクワク感をたかめるのではないでしょうか。そこを皆さんで考えられたらと思ってレポートします。
「○○を紹介しよう」は相手があって評価できるもの
大越範子 東京・中
レポート概要:
コロナ前、海外はもっと身近にありました。帰国子女もいたし、学芸大学の留学生も気楽に授業に来てくれました。コロナ後はというと、教科書ばかりが発展的になり、「○○を海外の人に紹介しよう。」だとか「世界の中学生に向けてインターネット番組に投稿しよう」だとか、不特定多数のメディアや実在しない人に語る題材に疲れを覚えます。コミュニケーションの本質を生徒共に探ります。
分科会Ⅴ:高校(易しい教科書)
分科会Ⅵ:高校(難しい教科書)
読解とスピーチにひと工夫〜ちゃんと読む•話す〜
小原百合子 静岡・高
レポート概要:
授業を通して英語で「ちゃんとわかった」を実感させたい、英語は情報や思いを伝えるための「意味ある言葉」であると捉えてほしい。そのために、授業でどのような工夫ができるのかを考えていきます。昨年度のコミュニケーション英語Ⅱの授業で使用した教材を共有しながら、内容理解のひと工夫やgoal activityの設定について、また「英語で思いを伝える」スピーチの活動例を紹介します。
高校英語の創造的な扱いと大学入試
斎藤 典子 宮城・高
レポート概要:
大学入試では、共通テストやアラカルト方式、英語面接・外検入試等が導入され、形態も多様化している。教科書も小学校の英語教育の導入により内容も一部が移行し、小学校から大学までの英語の体系が以前と変化している。このことを踏まえ、英語科を県内で初めて設置した現在の高校の紹介と総合の時間の報告、また大学受験者が多いことから、高校英語の総合的な扱い方と多様化している大学入試についてデータを示しながら考えたい。
分科会Ⅶ:高専・大学
分科会Ⅷ:特設ICT
協同から自律へ:ソフトCLILで学ぶ地球的課題
吉住 香織 埼玉・大
レポート概要:
地球的課題を英語で学ぶソフトCLIL型授業で行った4年間の取り組みについて報告します。授業は学び合いと成長の場, 協同的学びを自律的学びにつなぐために授業で重視したのが,知る~学ぶ~表現するに至るプロセスです。ジェンダー, 環境,貧困など, 学生達は様々な社会課題について互いに学びを深め「自分ごと」として向き合おうとしてくれました。授業での工夫や作成資料と共に, グループ活動や発表の様子も紹介します。
"I'm old fashioned.〜ICT奮闘記〜"
田中路美子 福岡・高
レポート概要:
GIGAスクール構想によりICT導入に燃えていた4年前から、あっという間に公立学校には一人一台PC端末が導入され、オンライン授業や電子黒板、デジタル教科書も当たり前となってしまいました。誰よりものぼせて(注:熱中して)「誰一人取り残さない」つもりで始めたICT活用でしたが、最近になっていろいろと疑問に思うことも出てきています。この4年間のICTとの奮闘について報告します。普段の授業、国際交流、共同学習、働き方について取り上げる予定です。