第四十四號

特集「石」 2019年3月


◇作品解説


「紫明」編集部は、主亡き後もひき続き表紙のメインビジュアルに山口作品を用いることを決定します。各地の美術館等に所蔵されている山口の作品群の中から、山口とも親交のあった美術評論家の山崎均氏(神戸芸術工科大学教授)が毎號一作品を選定し、その写真を掲載しています。今回選ばれたのは、『ヴィトリーヌ No.47 (完全分析方法による風景画)』(1955,東京国立近代美術館蔵)です。山口の初期の代表作として知られる『ヴィトリーヌ』シリーズの作品総数は80点近くあると推定されますが、「No.47」と記されたこの作品は、その中で最も我々の目に触れる機会が多い作品です。



―― 誌面上にも、山﨑均氏の寄稿による作品解説が掲載されています。