持ち吟、大会出場吟を練習しました。
それぞれ難しい譜があり、飛ばしていたもの。
「意訳」
遠くから吹き寄せてくる風に送られ、大波を破って一艘の帆船が帰っていく。青海原が遥かにめぐりまわる所は赤間関である。
瀬戸内海の多くの早瀬難所を乗り切ろうとするところ、天の彼方に、わが故郷である九州の山々が見え始めた。
「漢詞の読み方」
赤間が関<伊形霊雨>
長風浪を破って一帆還る
碧海遙かに回る赤馬が関
三十六灘行ゆく尽きんと欲す
天辺始めて見る鎮西の山
「意訳」
ここ芳野に来てみれば、幾千株もの桜の花がすべて咲いていて、見渡す限りただ雪の降り敷いたように、一面白く見える。
どこからともなく近くで人の話し声が聞こえてくるが、それがどこだか一向に見当がつかない。声はただ芳しい花雲の群がった中から出てくるのである。
「漢詞の読み方」
芳野に遊ぶ<菅茶山>
一目千株 花尽く開き
満前唯見る 白皚皚
近く人語を聞けども 処を知らず
声は香雲 団裏自り来る
「意訳」
あおあおとした海の真ん中に6里も続いている松並木、これが天橋立の勝景で、仙人の住んでいた跡であるという。
夜も更けて龍燈の出るのを待っていると、折から月が落ちて、文殊堂の鐘の音が水を渡って聞こえてくる。
「漢詞の読み方」
天の橋立<釈希世>
碧海の中央六里の松
天橋の絶景是仙蹤
夜深くして人は龍燈の出ずるを待つ
月は落ち文殊堂裏の鐘
「意訳」
一面、紺碧色をした海面は宝石の瑠璃(るり)のように美しく、波もない。その平らな湾上には青色のほら貝のような小島が無数に点在している。
夜になって、月は明るく輝いて、まるで龍宮の神の捧げる燈火をともしたかのようで、その光は四方に分かれ、松島の夜景は一段と風情を添えるのである。
「漢詞の読み方」
松島 <頼 春水>
一碧 瑠璃 澹として 波たたず
平湾無数 青螺を点ず
月は明らかに 宛ら 龍燈の出ずるに似たり
光輝を分付して 夜色多し
持ち吟および大会出場吟題練習
持ち吟練習
持ち吟および4月29日 全河内連合会錬成競吟大会出場吟題練習
結果は、上平さん初段入賞、岡村さん二段で優勝、山口さん二段で準優勝、上川高齢者の部で準優勝でした。
辞世<吉田松陰>を教えてもらいました。
青葉之笛<松口月城>も復習しました。難しいですが、「笛は哀し」という独特な節回しがあります。
大阪府詩吟連盟大会は3月15日第一次予選、山口さん、上川合格
4月19日第二次予選、山口さん合格、第三次予選辞退、上川第二次予選落選
「意訳」
私は今、国のために命を捧げる。これは決して君や親に対する忠孝の道に背くことではない。
遥かに広がる天地の間に営まれる事の中で私の行ってきたことはすべて国の為であり至誠より発したものである。そのことは霊験あらたかな神々がご照覧されていると信じている。
「漢詞の読み方」
辞世<吉田松陰>
吾今 国の為に死す
死して 君親に負かず
悠悠たり 天地の事
鑑照 明神に在り
大阪府詩吟連盟大会が出場が近づき、主に出場吟の練習
持ち吟の練習
「意訳」
威風堂堂と錦の御旗(みはた)を押し立て、官軍は関東に進み、その勢いは関(かん)八州を圧している。江戸百万人の庶民の死と生が危ぶまれるとき、西郷と勝は談笑のうちに江戸城を明け渡す和議を結んだ。
物事を見極められない人人には、二人の考える天下の謀(はかりごと)は知る由もないが、日本の進路を誤らなかった二人の英雄の偉業は永遠に語り伝えられるであろう。
「漢詞の読み方」
両英雄<徳富蘇峰>
堂堂たる錦旆 関東を圧す
百万の死生 談笑の中
群小は知らず 天下の計
千秋相対す 両英雄
「意訳」
幕府の力も落ちて今にも国運が傾こうとしているとき、土佐の風雲児、坂本龍馬が立ち上がり、新しい国づくりのため、大政奉還を推進すべく京都を駆け巡った。
だがある夜、荒れ狂う風が大樹を吹き折るように、龍馬は明治維新を見ることなく凶刃(きょうじん)に倒れたが、その後、維新の大業が成ったのは、ひとえに龍馬の命を賭(と)しての働きがあったおかげである。
「漢詞の読み方」
坂本龍馬を思う<河野天籟>
幕雲日を掩うて 日 将に傾かんとす
南海の臥龍 帝京に翔る
一夜狂風 幹を折ると雖も
維新の大業 君に頼って成る