コンクリート材料であるセメント、骨材、水、混和材料はそれぞれ別の計量器によって計量しなければいけません。ただし、水はあらかじめ計量してある混和剤と一緒に累加しても大丈夫です。また、セメント、骨材、混和材は質量で量る必要があります。一方、水と混和剤は質量または容積のどちらかで量ります。
計量時に細心の注意を払っても計量値には誤差が生じます。これを計量誤差といい、コンクリート材料の計量誤差の許容範囲は次のとおりとなっています。
コンクリートの練混ぜ方法はバッチ式ミキサと連続式ミキサに分類することができます。また、バッチ式ミキサは重力式ミキサと強制練りミキサに分けることができます。
重力式ミキサ
強制練りミキサ
連続式ミキサ
レディーミクストコンクリートの練混ぜおよび運搬はトラックアジテータで行われます。トラックアジテータは練混ぜ開始から荷卸しまでの時間が1.5時間以内と規定されています。
まとめとして、コンクリート材料の計量は質量または容積で行わなければいけません。このとき、計量誤差には許容範囲が定められています。また、コンクリートの練混ぜはバッチ式と連続式に分けることができます。レディーミクストコンクリートの練混ぜはトラックアジテータで行われます。