骨材はコンクリートなどの凝集物を作るときに必要とされる材料であり、コンクリート標準示方書では10 [mm] のふるいを100%通過し、5 [mm] のふるいを85%以上通過した骨材を細骨材、5 [mm] のふるいを85%以上とどまった骨材を粗骨材と定義しています。また、骨材を天然物、人工物で分類すると次のようになります。
骨材はコンクリート体積の60%〜80%を占めるものであり、コンクリートの性質に大きな影響を与えます。粗骨材に砕石を使用するとセメントとの付着が良くなるため、砂利よりも圧縮強度が大きくなります。しかし、ワーカビリティは劣り、単位水量はより多く必要とします。また、砕石や砕砂には有機物を含んでいる可能性があります。一方、砂利や砂は塩化物を含んでいるため、洗浄することで塩化物量を0.04%以下に抑える必要があります。
まとめとして、骨材は細骨材(砂や砕砂)と粗骨材(砂利や砕石)に分けることができます。また、砕石や砕砂には有機物、砂利や砂には塩化物が含まれていることが多いです。