このことから、乾燥密度は含水比と湿潤密度を求めれば計算することができます。また、間隙比の式を変形することで乾燥密度との関係性が分かります。
再度、間隙比の式を変形します。すると、間隙率と間隙比の関係性が求まります。
飽和度も式変形をすることができます。飽和度は含水率と土粒子の密度、間隙比から求められるようになります。
同様に体積含水率と飽和度や乾燥密度の関係性も求められます。
例題を1問解いてみましょう。
例題:体積60 [cm3]、質量100 [g] の土がある。この土を乾燥させると質量が80 [g] になった。このときの間隙比と飽和度を求めよ。ただし、土粒子の密度は2.50 [g/cm3] とする。
まずは、含水比と乾燥密度を求めていきます。
この含水比と乾燥密度の値を使って間隙比と飽和度を求めます。
まとめとして、8つの物理量は様々な方法で表現することができます。また、体積、質量、含水比、土粒子の密度があれば土の物理量を求めることが可能となります。