IUSS分科会
IUSS分科会
English web page: https://sites.google.com/view/sciencecouncilofjapan/home
IUSS分科会は国際土壌科学連合(IUSS)に対応した国内代表組織です。
国際土壌科学連合(IUSS: International Union of Soil Sciences):1924年5月19日に設立され、現在74カ国の土壌科学に関わる学術団体が参加しています(詳細はIUSSのページを参照下さい)。
2024年にはイタリアで100周年の記念式典が開催されました。(国際土壌科学連合(IUSS)創立 100周年記念会議(2024.5.19-21)https://centennialiuss2024.org/)
USS・中国土壌学会主催の第23回国際土壌科学会議 (WCSS)が2026年6月に南京で開催されました。100か国以上、3000人近く、日本人も約80人参加・発表し、小崎隆 IUSS元会長・京都大学/愛知大学名誉教授のIUSS名誉会員就任式と記念講演が行われました。日本側から提案したシンポジウム(水田土壌と温室効果ガス制御・土壌の健康、水田土壌微生物の多様性と食糧保障・気候変動、マイクロプラスチックなど土壌汚染の実態と対策、土壌文化と教育の役割、黒ボク土壌の生成と機能、岩石風化と炭素隔離、今後20年の土壌科学、に関する7件)にも多数の参加・発表がありました。
WCSS2026会議後の巡検は中国国内で5コース企画され、中国東北部コースではFAO黒色土壌シンポジウムでの講演・意見交換や中国科学院農業生態実験場の視察や黒色土壌の生成と分類や農業利用などが議論されました。
IUSS・中国土壌学会主催の第5回国際土壌判定コンテスト (5th International Soil Judging Contest) が、WCSS2026の開催に先立ち、中国江蘇省の南京市および句容市で開催されました。本コンテストには、アジア、ヨーロッパ、北米などを中心とする14か国から18チームが参加しました。日本からは、黒川耕平氏(ジェームズ・ハットン研究所)をコーチとして、齋藤温子氏(東京農業大学)、髙橋拓也氏(東京都立大学)、牛島 彗氏(九州大学)、松木梨南氏(京都大学)の学生4名が参加しました。本イベントでは、南京周辺の土壌の特徴、土壌分類方法、競技用スコアシートの記載方法に関する講義に始まり、中国科学院南京土壌研究所の土壌標本館の見学や、実際の土壌断面の観察に基づくフィールドトレーニングが2日間行われました。その後、模擬練習日を経て、最終日には終日、個人戦および団体戦の競技が行われました。その結果、日本チームは、個人戦では髙橋拓也氏が72名中17位、総合成績では18チーム中10位となり、表彰を受けました。日本チームの学生にとって初めての土壌判定コンテストへの参加であり、さらに日本では観察する機会の少ない発達した土壌を対象とした競技でしたが、限られた準備期間の中で健闘しました。また、土壌分類や断面記載について講義や実際の観察を通じて学ぶだけでなく、土壌学を志す若者同士の国際的な交流を深めることができ、大変有意義な機会となりました。(黒川耕平 記)
2026年7月25日 公開シンポジウム「健康な土壌から健康な社会を!―SDGsへの貢献 」|日本学術会議 を開催します。詳細は上記をクリック下さい。要旨集は下記から取れます。https://jssspn.jp/wp-content/uploads/2026/07/c743c5792fb1189db382e0ca4a25917e.pdf
2026年10月27-31日に岐阜の長良川国際会議場で、第12回低pH領域における植物と土壌の相互作用国際会議12PSILpHが開催されます。本会議は2004年にも仙台で開催されており、国際組織委員長は馬建鋒 岡山大教授で、IUSS Division 3 ChairのR.F. Shen 中国科学院南京土壌研教授も組織委員です。https://psilph2026.com/
2026年11月2-6日に京都の国際会議場で、第10回国際窒素会議N2026が開催されます。国際窒素イニシアティブ(INI)やIUSS Division 4と連携し、日本学術会議の共催イベント(IUSS分科会から申請)として開催されます。https://n2026.org/
お知らせ
日本学術会議 農学委員会土壌科学分科会 農学委員会・食料科学委員会合同IUSS分科会 農学委員会植物保護科学分科会による報告「Soil Health(土壌の健康):国民的理解と持続可能な管理のイノベーションの推進」が公表されました。https://www.scj.go.jp/ja/info/kohyo/pdf2/kohyo-26-h260629.pdf
IUSS名誉会員に日本人として7人目となる小崎隆 IUSS元会長・京都大学/愛知大学名誉教授が就任されました。
IUSS新役員2027-2030が決まりました。部会長には日本から前田守弘 岡山大学教授、森圭子 埼玉県川博グループ長、小林幹佳 筑波大学准教授が、副部会長には江波戸宗大 農研機構上級研究員と渡辺晋生 三重大学教授が選出されました。また事務局常設委員会の規程・規約委員に犬伏和之 IUSS名誉会員・東京農業大学客員教授/千葉大学名誉教授が選出されました。