公開シンポジウム

カーボンニュートラルに向けた情報学の役割

(第15回情報学シンポジウム)

令和4年1月12日 (水)13:00-17:00( オンライン開催、参加費 無料、どなたでもご参加いただけます。)

ご参加ありがとうございました。

当日資料が公開されております。

開催趣旨

政府は2050年のカーボンニュートラルの実現に向けて、益々深刻さを増す気候変動(地球温暖化)への積極的な対応を成長の機会と捉えて,さまざまな対応策を打ち出してきている。情報技術はこれまで日々の生活や産業に多くのイノベーションをもたらして来た.カーボンニュートラルへの対応においても情報技術の活用は不可欠である。 本シンポジウムでは、「カーボンニュートラルに向けた情報学の役割」というテーマで、カーボンニュートラルと関連する情報学分野の最近の研究動向に関連した講演とパネル討論を行い、情報学の発展を促す施策からそのグローバルな社会的インパクトまでさまざまな話題に関する議論を行う。

第1部では、文部科学省、中国Computer Federation, 米国NSFから招待講演者をお招きし、情報学分野の最近の研究戦略に関して講演をいただき、2022年の科学政策の戦略的なポイントは何か、生のメッセージを聞く貴重な機会となる。第2部では、カーボンニュートラルの実現に向けた国内外の取り組み,経済面での取り組みと情報技術活用の現状や期待について紹介する。最後にさまざまな分野でのカーボンニュートラルの実現にむけた現状とその展開について論じる。

プログラム(予定)

13:00 開会挨拶 相澤清晴(日本学術会議第三部会員,東京大学大学院情報理工学系研究科教授)

第一部 情報科学技術の戦略

13:10 「情報技術分野の研究に関連する最近の施策の動向」 川口悦生(文部科学省研究振興局参事官)

13:30 "China’s Strategies for Advanced Computing in Next Five Years", MEI Hong (President, China Computer Federation (CCF), Professor, School of Computer Science, Peking University)

14:00 "Next Generation Computing and Network Systems Research", Gurdip Singh (米国 NSF CISE/CNS Division Director)

14:30~14:50 (休憩)

第二部 カーボンニュートラルへ向けた情報学の役割

14:50 カーボンニュートラルへの国際的潮流と日本の政策について 高村ゆかり(日本学術会議会員,副会長,東京大学 未来ビジョン研究センター 教授)

15:20 情報技術によるカーボンニュートラル実現への期待 松橋隆治(東京大学大学院工学系研究科 教授)

15:40 カーボンバジェットと企業リスク 森澤充世(CDP Worldwide-Japan ディレクター)

16:00 ナッジによる省エネ行動 磐田朋子(芝浦工業大学システム理工学部 准教授)

16:20 パネルディスカッション 

(司会)相澤清晴(日本学術会議第三部会員東京大学大学院情報理工学系研究科 教授

(パネリスト)高村ゆかり(日本学術会議会員,副会長,東京大学 未来ビジョン研究センター 教授)

松橋隆治(東京大学大学院工学系研究科教授)

森澤充世(CDP Worldwide-Japan ディレクター)

磐田朋子(芝浦工業大学システム理工学部准教授)

東野輝夫(日本学術会議連携会員,京都橘大学工学部教授)

木俵豊(日本学術会議連携会員,国立研究開発法人情報通信研究機構経営企画部部長)

16:50 閉会挨拶 谷口倫一郎(日本学術会議第三部会員,九州大学理事・副学長)

17:00 閉会

開催方法

COVID19感染拡大を避けるため、オンラインで開催します。(申し込み後に参加方法をご案内します)

後援(予定)

国立情報学研究所, 情報通信研究機構. 電子情報通信学会,大学ICT推進協議会(AXIES), 情報処理学会,一般社団法人映像情報メディア学会