実行委員長挨拶
実行委員長挨拶
2021年12月9日(木)・10日(金)の二日間、第41回キャピラリー電気泳動シンポジウムを福岡市において開催致します。
本シンポジウムは1981年に第1回が開催され、本年度で第41回を迎える歴史ある学術研究発表の場です。電気泳動法やクロマトグラフ法に代表される分離分析法を中心に、最近ではより高感度・高速・省サンプル・低コストな化学・生化学分析法といった社会的ニーズに応えるべく、マイクロ流体技術をはじめとした様々な派生技術とその応用を議論することで、化学計測技術の発展を通じて医療・エネルギー・環境といった地球規模の課題解決に資することを目的としております。今回は「限界を打破する新技術」をテーマとして、キャピラリー電気泳動に関連する分析法はもちろんのこと、キャピラリー電気泳動だけでは実現が難しかった分析を実現するための関連新技術についても積極的に発表・議論していただき、研究分野の垣根を超えた新しい研究展開の起点となることを期待しております。
こうした使命を全国の研究者と共有するため、本シンポジウムは現地開催に向けて鋭意準備を進めておりますが、新型コロナウイルス感染症禍におきまして様々な行動制限が実施されるなか、参加を躊躇されている方も多数おられることと思います。実行委員会では、様々な感染防止対策を講じた上で、皆様が安心してご参加いただけるように全力で取り組んでおりますので、ご理解とご協力の程、宜しくお願い致します。
新型コロナウイルス感染症が1日も早く終息することを願いつつ、第41回キャピラリー電気泳動シンポジウムへの皆様のご参加を心よりお待ちしております。
第41回キャピラリー電気泳動シンポジウム
実行委員長 加地 範匡
(九州大学大学院工学研究院)