About us

 本会は1989年に創立された非営利目的の学術研究団体で、「ソール・ベローおよび関連諸分野の研究と、会員相互の交流をはかること」を目的としています(日本アメリカ文学会登録団体)。年次大会の開催や会報(NEWSLETTER)の発行、研究成果の発表、その他研究のための諸活動を行なっております。 

協会の活動の歩み

 ソール・ベロー。疎外と混迷の只中にあって、「人間とは何か」、そして「人はどう生きるべきか」という人生の究極的課題を真摯に問い続ける、偉大な詩心を持つノーベル文学賞作家(1976年受賞)に惹かれた80数名がベロー協会の設立に賛同し、そのうち30数名が関西大学千里山キャンパスに集まって協会の発足会を開いたのは、1989年4月16日のことであった。総会では、『ベロー――回心の軌跡』(冬樹社、1978)の著者である渋谷雄三郎氏が初代会長に、協会設立の最大の功労者の一人であるモリス・オーガスティン氏が初代副会長に選出された。

 その後の十年間、すなわち1990年代は、国内のベロー研究者との親交を深めながら、国際ソール・ベロー協会との提携を強化して、多くの著名なベロー研究者を海外から迎え、協会の研究基盤を築いた時期で、国際ベロー協会第二代会長エレイン・セイファー氏、第三代会長ベン・シーゲル氏、代表理事のグロリア・クローニン氏、理事のゲルハルト・バッハ氏およびダニエル・フックス氏、ユダヤ系作家研究で著名なアレン・グットマン氏らと、ベローについて語り合ったのがつい昨日のことのように思われる。

 会員の共同研究により重点を置き、シンポジウムの開催や共同研究書の出版を計画するようになったのが2000年以降の特徴で、ベローの初期から中期までの作品を議論した『ソール・ベロー研究』が2007年に出版された。(町田哲司「まえがき」『彷徨える魂たちの行方』より抜粋)

役員202441日~2026331日)


理事: 伊達 雅彦(北海道、東北地区/尚美学園大学)
    坂野 明子(関東地区/専修大学名誉教授)
    大場 昌子(関東地区/日本女子大学)
    佐川 和茂(関東地区/青山学院大学名誉教授)
    大工原 ちなみ(中部地区/富山大学名誉教授)

鈴木元子(中部地区/静岡文化芸術大学名誉教授)
    片渕 悦久(関西地区/大阪大学)
    町田 哲司(関西地区/関西外国語大学名誉教授)
    渡邉 克昭(関西地区/大阪大学)

橋本 賢二(関西地区/元大阪教育大学)
    外山 健二(中・四国地区/山口大学)

池田 肇子(九州地区/福岡女学院大学名誉教授)

村田 希巳子(九州地区/北九州市立大学〈非〉)
会長: 鈴木 元子(静岡文化芸術大学名誉教授)

名誉顧問: モリス・オーガスティン(AUGUSTINE, Morris J.

    半田 拓也(福岡大学名誉教授)


会計委員: 上田 雅美(静岡文化芸術大学〈非〉)
会計監査委員: 村田 希巳子(北九州市立大学〈非〉)

      篠 直樹(関西外国語大学)

ニューズレター委員: 岩橋 浩幸(近畿大学〈非〉)

ウェッブサイト委員: 井上 亜紗(武蔵野大学)