胡麻柄鉱区東側に新設された展望台より残壁をバックに記念撮影
6月25日に戸髙鉱業社および戸高鉱業社様が開発している津久見地区鉱山を訪れ,佐藤研の現地見学会を実施しました。戸高鉱業社様は大分県津久見市に本社を置く石灰石鉱山会社であり,同じ津久見市にある津久見地区鉱山を開発している企業です。また,津久見地区鉱山は戸高鉱業社の他に太平洋セメント様,大分鉱業様,日鉄鉱業様と共同で採掘が行われている鉱山で,出鉱量は年間約 2,500万 ton と一つの地区からの出鉱量は日本一であり,この地区からだけで日本の石灰石の約1割が生産されています。今回は,熊大や佐藤研の OB も多く在籍する戸高鉱業社様を訪問し,切り羽の現場から破砕室などの坑内施設,出鉱用の港湾設備など見学させていただきました。あいにくの雨模様ではありましたが,切り羽全体の様子を観察することができ,石灰石鉱山のスケールの大きさを肌で感じることが出来ました。
本研究室の前身は熊本大学資源系の研究室でした。そのため,OB の方々の多くが鉱山業界に就職されています。今時「鉱山?」と思われる方も多いですが,石灰石は日本で唯一 100% 自給可能な鉱物資源であり,現在でも 200 以上の鉱山が創業しています。
石灰石鉱業大会では,全国の石灰石鉱山の技術者が一同に集い,現場での問題解決や新たな鉱区の立ち上げ,プラントの新設などに関わる成果が発表されます。また,石灰石鉱業協会からの研究奨励研究の成果発表などもあり,実務から新たな研究テーマまで幅広い分野で意見交換がなされました。
資源・素材学会九州支部「若手研究者および技術者の研究発表会」において以下の研究発表を行いました。(○印が発表者です。)
○松石宇央,髙木駿介,高橋仁晟,秦野真菜,佐藤晃,払い跡充填剤フライアッシュのカルシウムイオン溶出と炭酸塩としての CO2 固定量の評価,令和8年度「若手研究者および技術者の研究発表会」講演要旨集,pp.68-70, 2026.
○髙木駿介,髙木仁晟,松石宇央,秦野真菜,佐藤晃,不均質多孔質岩を対象とした酵素誘発型ミネラル析出法の最適化の検討,令和8年度「若手研究者および技術者の研究発表会」講演要旨集,pp.71-73, 2026.