バロックファゴット・ドゥルシアン

ヒストリカルファゴット奏者・二口 晴一

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バロックファゴット実用運指表、時間がない人のための教則本、などのデジタルコンテンツ、

バロックファゴット、バソン用のリード

を販売しています。

バロックファゴットの再調整

バロックファゴットはとてもデリケートな楽器で、著名な製作者の楽器でも、残念ながら日本ではいいコンディションの楽器は少ないです。

ヨーロッパの奏者は新品の楽器は買ったらまず半年後に製作者に送ってリボア(内径を削り直す)をやります。その後も定期的に調整を依頼しています。

ところが日本では、、、?

とにかく、なにか吹きにくいな、と感じたらご相談ください。

よくある問題(正しい奏法で演奏すること、が大前提ですが、、、)

・G2-G3のオクターブが広い・狭い

・C2-C3のオクターブが広い。狭い

・全体に音が暗くてこもる、明るすぎる

などなど、いずれもボーカル・リードとのマッチングが先決問題です、

1,リードが適切かどうか(リードのサイズ、内径)

2,ボーカルが健康な常態かどうか(歪がないかどうか、ハンダがはみだしたりしていないか)

1,2すんなり解決する場合もありますが、それでもだめな場合は楽器の再調整が必要です。

とにかくまずはご相談ください。

salon@fpc.jp 

二口晴一

<プロフィール>二口 晴一
 高校時代より西村孝志氏(大フィル〜九響)に師事しファゴットを始める。大阪市ユースオーケストラにて演奏(最後は指導員)。甲南大学法学部在学中には宇治原明氏(大フィル)にファゴットを延原武春氏に室内楽を学び、在学中よりテレマン・プティ・アンサンブルでバロック音楽(トリオソナタ等の室内楽)を中心に演奏活動を始める。 以来、ソリストとしても日本各地でヴィバルディの協奏曲等を演奏した。
 以後、テレマンアンサンブルの発展的編成であるテレマン室内管弦楽団にて主に古典派の音楽を演奏。当時斬新であった「100人の第9」初回以降継続して参加。1893年ケルンにてG.フィッツエンマイヤー(ケルン放送首席)にレッスンを受け帰国。帰国後1984年にモーツァルトの協奏曲、1987年には「ソウル国際音楽祭」に同楽団のソリストとして参加。同年、リサイタル開催。
 モダン楽器での演奏の傍ら、1990年からバロック&クラシカルファゴットの奏法を堂阪清高氏(東京都響)に師事。以後は古楽器奏者として、東京バッハ・モーツァルト・オーケストラをはじめ、北とぴあ音楽祭、蔵の街古楽音楽祭、福岡古楽音楽祭などの音楽祭に出演するほか、バッハ・コレギウム・ジャパンのカンタータ全集のレコーディン グ、室内楽で活躍した。BCJカンタータ全集vol.5(BIS)におけるオブリガートパートを含むアリアは英グラムフォン誌にその巧みな演奏を絶賛された。 BISとのレコーディングは(1990年から2000年の間)A-392から415の複数のピッチで異なる楽器を駆使しレコーディングした。バロック時代のコントラファゴットでの演奏。録音は日本人では初。
 2000年に津田ホール、琵琶湖ホールにてクラシカルファゴットによるベートーベンのトリオ演奏を最後に演奏活動を中止したが、2015年1月。唯一所有していたフレンチバスーン(Triebert製:20世紀初頭)を手に演奏を再開し、オールドバソン、バロックファゴット奏者として現在に至る。

これまでに演奏した楽器のリスト

<モダン楽器 ドイツ式>
sonola、shuleber、puchner、heckel 6000/9000/7000/11000
<ヒストリカル楽器>
eiseimenger(G.wolf:A=430)
eichentopf(O.cotte :A=415) TCM

Prudent(O.cotte :A=415) TCM
anknown tipe(O.cotte :A=392) J.S.Bach/Johnes passion/BCJ
anknown tipe(O.cotte :A=392) J.S.Bach/Johnes passion/BCJ
Prudent(P.de..konig :A=415) J.S.Bach/Johnes passion/BCJ
eichentopf kontra Fg(P.de..konig :A=415) J.S.Bach/Johnes passion/BCJ
Pourtox (1830/paris:A=430) J.S.Bach/Johnes passion/BCJ
Grenser (P.de..konig :A=430) TBO

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Triebert(1900?/paris:A=440)
Buffet 3000#(1940?/pris:A=440)