2015年4月1日。 起きると妻が「あなた、寝てる時に、息が止まっているよ」と言います。 私はそのころいびきをかいていたのですがそのいびきが時々”ピタ”っと止まり、1分余り全く呼吸をしていないのだとか。 「この間NHKの番組で見た『睡眠時無呼吸症候群』の症状にピッタリよ」と。
印西市にある日本医大付属病院に行き、入院検査してもらいました。 頭、心臓の回り、指先などにセンサーをたくさん取り付け、寝ているときのデータを取るのです。
で、結果は?
「重症の『睡眠時無呼吸症候群』です。 すぐに治療しなさい」と。 「1時間に59回も呼吸が止まっている」のだとか。
これは「睡眠中に空気の通り道である“上気道”が狭くなることによって無呼吸状態(10秒以上呼吸が止まること)と大きないびきを繰り返す病気のこと 」だそうです。 上気道が狭くなるのは、肥満で「口蓋」が厚くなるのが原因だとか。
「放置しておくと、心筋梗塞や脳梗塞を引き起こす」怖いものだとか。
口蓋が肥満→気道が狭まっていびきをかく→ついには無呼吸に
北総病院では治療はやらないと。 で、佐倉市内の開業医を訪ね、フィリップス社のCPAPという強制呼吸器を使え、と言われて、営業マンを紹介してもらいました。
このCPAPは、鼻に装着したマスクから送り込んだ空気の圧力で、鼻を通じての呼吸を確保するものです。
確かにこれを付けていると、いびきをかきませんし、ぐっすり寝られます。
ですが、鬱陶しい! 旅行先にも持参して、とにかく毎日使え、と言われます。 医師に相談すると「一生続けるのだ」と。 又、毎月「管理費」として5,000円がかかります。
何とかならないか?といろいろ考えました。 妻に聞くと「結婚当初はいびきなんかなかったよ」と。 じゃあ「肥満→口蓋が垂れ下がる→無呼吸症候群を発症」ということなら「やせればいいのか?」と思い付きました。結婚当初は72㎏くらいだったはず。
ということで、ダイエットを始めました。 毎朝起床時にヘルスメーターで体重を測って記録。 ダイエットの本によると「夕食時の糖質を減らす」のが一番効果があるということでしたので、夕食時は「米の飯はほとんど食べない」ことを続けました。
結果: 6か月で体重は90kgから77㎏に減りました。 病院で検査してもらうと「へーえ、治っていますね」と。 妻も「全然いびきをかかなくなったよ」。
私のように「肥満が原因」で睡眠時無呼吸になった人は、ダイエットは効果がありそうです。 ただ、この病気は、生まれつきのあごの形が原因の人もあるそうで、こういう人は面倒でもCPAPを使わないといけないのでしょう。
ところで、私にフィリップスを紹介してくれた先生もすごく太っていました。 そして「私も重症ですが、CPAPは鬱陶しいので2日でやめた」と言います。 で、対策は? 「横向いて寝ている」のだとか。 でも患者にはCPAPを勧めるんですね。 なんだかなあ。