直木賞を読む その1
一穂 ミチ 著 「ツミデミック」より
「特別縁故者」
2025年10月25日(土) 13:30~15:00(開場13:00)
姫路市立城内図書館 2階 中会議室
調理師の職を失った恭一は家に籠もりがちで、働く妻の態度も心なしか冷たい。ある日、小一の息子・隼が遊びから帰ってくると、聖徳太子の描かれた旧一万円札を持っていた。近隣の一軒家に住む老人からもらったという。隼からそれを奪い、たばこを買うのに使ってしまった恭一は、翌日得意の澄まし汁を作って老人宅を訪れるがーー