「さこすてみわ」は、これからの駅の在り方を地域と共に考えるために、三輪駅をフィールドとしてボトムアップ型のまちづくりを試行するプロジェクトです。
この取り組みを通じて、三輪駅に求められる役割や駅守の発掘、持続的な地域による運営の可能性等を見出し、最終的には、地域が中心となって地域の方々が日常的に駅を利活用し、駅が地域のまちづくりに寄与している状態を目指しています。
駅のお試し使いを行うことや、地域まちなか催事の会場として駅の一部を活用しながら、将来の持続的な三輪駅づくりについて地域のみなさんと日々作戦会議しています。
・地域における最適な駅利活用(役割)の検討
・駅を引き継ぐ人(駅守)の発掘
・地域住民とともに駅利活用の有用性アピールと機運醸成、および自治体等への提案
2022年度~ 継続中
ジェイアール西日本デイリーサービスネット(DSN)の『まちエキ』さんと連携し、「地域共生」や「持続可能」というキーワードをもとに、新たな事業領域の展開を見据えつつ、駅の新たなあり方を模索する取り組みと位置付けて進めています。
ご祭神の三輪山を拝する日本最古の神社、大神神社(おおみわじんじゃ)。その麓に佇む三輪駅は1898年(明治31年)の開業以来、参拝者や地域住民の交通拠点を担ってきました。
三輪のまちには大神神社の他に、日本で初めて市場が開かれた惠比須神社や山の辺の道といった歴史的価値や、素麺や酒造り発祥の地といった文化的価値などがあります。また、青年世代を中心とした地域社会活動も活発に行われています。
三輪駅には、日本中から大神神社に大挙して訪れる参拝客に対応する為、臨時改札や臨時券売室(切符手売り窓口)などが設けられており(現在は使われていない)、他の駅とは異なる駅舎をもっています。
このような、魅力的な地域で素敵なコンテンツや活動がなされている環境に囲まれた三輪駅を舞台に取り組むこととなりました。
「さこすてみわ」を進めていくために、私たちが実践しているコトをご紹介します。
[2023年元旦]電車で初詣に参られる方々への三輪のPRと、地域の方々に駅活用の可能性を感じてもらうきっかけづくりの為に、年越しイベント『三輪駅市場』をOPEN しました。
[2023年~]元旦の三輪駅市場をきっかけに、地域の皆さんとつながりながら、地域主体の駅づくりに向けて日々作戦会議を行っています。
三輪まちなかつば市は三輪まちなかエリア全体を使った年に1回の地域主体のイベントです。
三輪駅やその周辺も会場にしつつ、「このイベントで駅とまちをつなぎたい」と地域作戦会議で検討してきました。
また、ただイベントを開催して終わるのではなく、「将来的な地域による三輪駅の活用や三輪まちづくり」を見据えつつ、まずは駅活用検討の機運を高めるきっかけづくりをし次につなげ、駅のポテンシャルを「見える化」する取組として位置付けました。
さこすてみわは、『三輪まちなか「つば市」』実行委員会に参画し、鉄道会社との調整や三輪駅会場に必要なツール制作などを支援しました。
これまでに過去2回、駅も会場に加わって実施されました。
詳細は下記の各ページへ。
[2025年11月24日]開催
[2024年9月~]地域の主体性を育みつつ、駅での継続的なイベント運営を通して、より一歩踏み込んだ駅施設等の利活用の可能性、さらに参道から駅への動線づくりの手法等を検討し、広域的な賑わい創出を目指した試みです。「三輪駅地域作戦会議」の活動PRや仲間づくりも兼ねています。
なお、駅への日常的な地域の関与を促す為、一部を除き毎月第一日曜日に実施していく予定です。