2024年10月5日に弊団体で初となる団体内大会「第一回部内ロケットコンテスト」を開催しました。その実施レポートになります。
琉球大学Robotサークル代表のたまりんです。
表題にもある通り、弊団体で初の試みとなる「第一回部内ロケットコンテスト」を開催しました。
そもそも部内ロケットコンテストって何?ということなんですけれど、名前の通り、部内(サークル内)で開催したロケットコンテストです。今回は、来年3月に行われる種子島ロケットコンテストに向けて新入生の技術力向上を目的に行いました。
レギュレーションは種子島ロケットコンテストの定点・滞空種目を少し緩くしたようなレギュレーションにし、プレゼンテーションを必須にしました。種子島ロケットコンテストにプレゼンがあるのでプレゼンも評価対象に入れよう!という事ですね。定点・滞空種目の説明を軽くしますと、ロケットを発射地点により近く着地させ、より滞空時間が高いチームの得点の高くなる種目です。得点などの細かいレギュレーションについては言及しませんが、滞空時間を伸ばそうとすると、その分風に流されてしまいますし、かといって落下時の空気抵抗を少なくすると滞空時間が短くなってしまいます。よくできたルールだなぁとその都度関心させられますね。
ここからは出場チームを紹介していきます。
1.グロモント愛好家
2.ひろつなさんLOVE
3.Mark2
4.読谷医科大学
と、言ってもプレゼンのスライドを載せるだけですが、、、
各チームの詳細な解説は各々のチームがブログをあげてくれると思います(震)
以上、各チームの手抜き紹介になります。
私は読谷医科大学で出場しました。結果は失敗に終わりました、、、
↑無残な姿になった読谷医科大学
コンテストのはじめに技術発表会を行いました。
審査員には弊団体のロケットプロジェクトメンバー(岸、牛尾、大野、笠)、それからスポンサーの株式会社ヴィッツ沖縄様より審査員として上里様に審査委員長を務めて頂きました。それからヴィッツ沖縄様より参加していただいた後藤様、中村様、上里様、親川様に改めてお礼申し上げます!
各チーム順番にPowerPointやCanvaを用いたプレゼンを行いました。1年生とは思えないプレゼン資料のクオリティでした。来年も安泰ですね(*´ω`)
↑発表の様子
このプレゼンが種子島ロケットコンテストや今後の営業、2,3年後の研究発表などに繋がると思います。1年's素晴らしかったです!
技術発表の後はお昼ご飯を挟み、ロケットの調整・スイングテストを行い、発射の準備をしました。
無事全チームスイングテストを突破しました。
いよいよ打ち上げに望みます
各チーム順に打ち上げを行いました。
1年生は自分で設計したロケットをはじめて打ち上げました。
私はロケットのセッティングの補助をしていたのですが、彼らの緊張が伝わってきました。
無事に全チームの機体を回収でき、安全な打ち上げでした。
空中分解してしまうチームや展開機構がうまく動作しないチームなど振るわない打ち上げとなってしまったチームもありました。このくやしさを是非種子島ロケットコンテストにぶつけて欲しいと思います。
審査の間、株式会社ヴィッツ沖縄 代表取締役の後藤様に「モデルロケットの打ち上げと組み込みシステム開発」と題して特別講演を行っていただきました。
後藤様が社会人1年目の研修ではモデルロケットの製作とそれに搭載するペイロードの開発を用いていたそうです。その研修の話を主にしていただきました。様々な質問にも丁寧に答えていただき、エンジニアと経営者と直接お話できる貴重な機会を提供していただきました。私は機械屋なのですが、チーム運営やマネジメント面において非常に勉強になりましたし、自分のやってきた/やっていることは間違っていないんだなと自信になりました。
改めてご講演いただいた後藤様にお礼申し上げます。ありがとうございました!
最後に表彰を行いました。
今回用意した賞は以下の通りです。
ロケコン大賞(ヴィッツ沖縄賞):次回以降の参加者が目指すにふさわしいチームに与える。
競技賞(なぎさ賞):ロケットコンテスト競技で最も得点が高いチーム
設計賞(たまりん賞):審査員が最も設計やアイデアが優れていると評価したチームに与える。
プレゼン賞(うしお賞):審査員が最もプレゼンテーションが優れていると評価したチームに与える。
競技ポイント1位、プレゼンポイントも2位と申し分なく、機体のコンセプトなどもしっかりしていたひろつなさんLOVEがロケコン大賞を受賞しました。ヴィッツ沖縄様には副賞も用意していただきました。ひろつなさんLOVEのお二人おめでとうございます!
競技賞は競技ポイント1位のひろつなさんLOVEに送られました。種子島ロケットコンテストでも期待しています!
機体の整備性とコンセプトをよく体現した設計・アイデアを評価しました。おめでとうございます!
プレゼン賞はグロモント愛好家が受賞しました。以下はプレゼンの評価基準です。
発表態度(声の大きさ。聴衆に向かって話す。)
わかりやすく説明しているか
発表は時間内か
質疑には適切に答えられたか
グロモント愛好家はこの4つの評価項目をどれも高い基準でこなしていました。おめでとうございます。
あ、読谷医科大学は2年生の私が緊急参戦したので賞の対象にはなっていないそうです。悲しい、、、
以上で第一回部内ロケットコンテストのブログ記事を締めさせていただきます。
琉球大学ではロボットだけでなく、今回のようなモデルロケットの製作も行っています。加えて、今回はじめて部内ロケットコンテストという新人育成を目的としたイベントを行いました。弊サークルでは初心者でも講習会や勉強会で知識を付け、プロジェクトを通してものづくりに挑戦できる環境を整えています。
ぜひ、今後の活動も応援お願いします!
著:琉球大学Robotサークル2024年度代表 たまりん