エネルギー経済 × データサイエンス

経済学・経営学とデータサイエンスを活用して、エネルギーを始めとする社会問題の解決に貢献できる研究を目指しています。特に、エナジートランジションへの事業戦略や意思決定、カーボンニュートラル社会への移行期に望ましいエネルギーシステムに関心を持っています。

またエネルギーに限らず、企業・行政向けに、データ技術活用に関する講演会やデータ分析支援にも取り組んでいます。

新着情報

2025.3.3 ゼミ活動の一環として、エイチ・ツー・オー リテイリング株式会社様と連携し、学生による百貨店の販売データ分析結果に関する中間報告会を開催しました。
後藤ゼミでは、2024年12月からエイチ・ツー・オー リテイリング様と連携し、学生が実際の販売データを解析することで実務経験を積むだけでなく、本学で学んできたデータ解析や経営学・経済学の知識を企業活動に応用する機会を提供しています。引き続き、企業様にご協力を頂きながら、データ分析に関する学術と実践を両立させた教育を進めていきたいと思います。

中間報告会の様子は本学のWebページでも取り上げられました。
https://www.econ.shiga-u.ac.jp/topics/keizai20250306gotou.html
https://dsaic.shiga-u.ac.jp/information/1484/

2025.2.28 2025年度の科研費に採択頂きました。
サステナビリティ戦略分析への大規模言語モデルの活用、という新しい研究領域の開拓に寄与できる研究に取り組みたいと考えています。

研究種目:若手研究
研究課題名:大規模言語モデルを用いたサステナビリティ戦略の定量化と企業価値への影響分析

2025.2.18 New Paper! 自然言語処理技術と統計的手法にて、日本企業のサステナビリティ戦略を定量化する新しい手法を考案し、サステナビリティ戦略と企業規模・業種・財務指標との関連性を分析した論文を出版しました

Ryosuke Gotoh, Quantitative text analysis of sustainability reporting: Decarbonization strategies and company characteristics in Japan, Energy Reports, Vol. 13 (2025)

https://doi.org/10.1016/j.egyr.2025.02.016 

<概要>

2023年度から日本の上場企業は、有価証券報告書でのサステナビリティに関する情報開示を義務付けられた。本研究は、東証プライム市場に上場する企業のサステナビリティ戦略を自然言語処理技術と統計的残差分析を用いて定量的に分析し、企業規模・業種・財務指標との関係を明らかにした。具体的には① 大企業は気候変動シナリオ分析を戦略に織り込む余裕があり、小規模企業は女性の役割や気候関連ガバナンスに重点を置く傾向があること、② エネルギー集約型業界や金融業界は、「気候変動シナリオ分析」に積極的に取り組んでいること、③ 企業規模と業界は持続可能性戦略の焦点に大きな影響を与えるが、財務指標の影響は比較的小さいことが示された。

2025.1.29 東京ビッグサイトにて開催エネルギーイノベーション総合展に登壇しました

エネルギーイノベーション総合展において、J-Fusion様主催のセミナー「究極のエネルギーソリューションとして期待されるフュージョンエネルギーの産業化への動き」のパネルディスカッションに、モデレータとして登壇しました。①フュージョンエネルギーがもたらす明るい未来、②社会実装するために必要なことについて、活発な議論が行われ、フュージョンエネルギーの今後の発展に期待を感じるイベントとなりました。

https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2025/jp/sem/low_cf_interaqua/seminar_details/a8RjAEq-MtI

2025.1.29 第40 回 エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス (於 東京大学 生産技術研究所)にて発表しました。

発表題目「エナジートランジション期における逆問題解析のためのエネルギー需給システム統合分析手法の開発

要旨:エネルギー需給システムにおいて、特定の状態を実現する多様な解を得るために、組合せ最適化に、線形計画法を統合した新たな分析手法を提案する。提案手法を適用して2050年の関東地方を例に、ネットゼロカーボンを実現するための複数の解を逆問題解析のアプローチで導出し、シナリオ創出に活用できることを示した。更に、得られた「総費用と前提条件」の多様な組合せに対して、機械学習の手法を適用して総費用への感度分析を行った。

2025.1.15 後藤ゼミ第2期プレキックオフを実施!

第1期生(現3回生)の企画で、第2期生(現2回生)のプレキックオフを実施しました。メンバー紹介やチームビルディングのゲームなどに取り組みました。第2期生も多彩で優秀なメンバーが集まってくれたため、4月からのゼミ活動を大いに盛り上げてくれることを期待しています。第2期生としては、24名(男性15名、女性9名)が配属予定で、今から大変楽しみです。

2025.1.7 東京ビッグサイトにて開催されるエネルギーイノベーション総合展に、1/29(水)に登壇予定です。

エネルギーイノベーション総合展において、2025/1/29 14:30-16:00に開催される、フュージョンエネルギー産業協議会様主催のセミナー「究極のエネルギーソリューションとして期待されるフュージョンエネルギーの産業化への動き」のパネルディスカッションに、モデレータとして登壇します。核融合を含めたエネルギーイノベーションに興味がある方は、ぜひ聴講ください。

https://unifiedsearch.jcdbizmatch.jp/nanotech2025/jp/sem/low_cf_interaqua/seminar_details/a8RjAEq-MtI

2024.10.24 経営分析学専攻の新しいパンフレットが完成しました。

自身が担当教員をしている滋賀大学大学院 経済学研究科 経営分析学専攻 (Master of Business Analytics, MBAN)の新パンフレットが完成しました。MBANは、データを駆使した経営のプロフェッショナル養成する、日本初の学位コースです。冬季募集もありますので、詳細はパンフレットをご参照ください。

https://www.econ.shiga-u.ac.jp/topics/MBAN_webQR-2.pdf

2024.10.9 ゼミの説明会 兼 座談会を以下の日程で開催します。

以下の日時でWeb (Teams)にて、担当教員 (後藤)とゼミ生による説明会 兼 座談会を実施しますので、ゼミ活動に興味がある滋賀大学経済学部 2回生は、時間が合う枠に気軽にご参加ください。

[後藤ゼミ Web説明会 兼 座談会]

第1回 2024.10.15(火) 12:10-12:40 (昼休み)

第2回 2024.10.16(水) 9:30-10:20

第3回 2024.10.18(金) 12:10-12:40 (昼休み)

※ Web会議のリンクなどの詳細は、学内SUCCESSのお知らせをご確認ください。

2024.10.5 ゼミ生が中心となって、学内ゼミナール大会で、2回生に対して後藤ゼミの紹介をしてくれました。

175名が来場してくれるという、大盛況だったようです。事前準備・当日対応してくれたゼミ生の皆さん、お疲れさまでした!!(画像はゼミ生デザインのフライヤー)

当ゼミに興味がある2回生はお気軽にお問い合わせください。

<後藤ゼミPV>

https://www.youtube.com/watch?v=l36ef85-hQE

2024.9.30 自然言語処理技術と統計処理による企業の脱炭素戦略の分析に関する論文を、ElsevierのプレプリントサーバSSRNに公開しました。(並行して学術論文誌で査読中)

Ryosuke Gotoh, Quantitative Text Analysis of Sustainability Reporting: Decarbonization Strategies and Company Characteristics in Japan, SSRN

http://ssrn.com/abstract=4971894

2024.8.20 (株) サカイ引越センターとの共同研究の成果に関連する論文を発行しました。

近藤 紀章, 後藤 良介, 滋賀県における引越データを用いた居住地選択の時系列分析, 滋賀大学環境総合研究センター研究年報 Vol. 21 No. 1, 2024

https://www.shiga-u.ac.jp/rcse/wp/wp-content/uploads/9d8445446d0fffff4a20c4b3016a67af.pdf

2024.8.7 第43 回エネルギー・資源学会研究発表会 (於 東京大学 駒場キャンパス)にて発表しました。

発表題目「自然言語処理技術と統計的残差分析による企業の脱炭素戦略と財務指標の関連性評価

要旨:日本ではTCFDの提言に従って、2023年から上場企業のサステナビリティ情報の開示が必須となった。しかし開示文書からカーボンニュートラルを含むサステナビリティ戦略に関する知見が十分に得られていない。本研究では,有価証券報告書の開示文書に自然言語処理技術を適用してCN戦略を定量化し統計的残差分析により評価した。結果、企業規模や業種は特定のトピックへの関与の違いを明確に示すが、財務指標は関連性が相対的に小さいことが明らかとなった。

2024.7.12 トヨタ自動車及びそのパートナーである協豊会メンバー企業向け次世代リーダー育成のための「未来創生人財育成講座」で講義を担当しました。

「経営分析学 (Business Analytics) の視点」と題して、ビジネスにおけるデータ利活用に関して講義を実施しました。

https://www.shiga-u.ac.jp/24897/

2024.6.6 「第4回滋賀大学データサイエンスキャンパスフォーラム  ~ MBAN: データを駆使した経営のプロフェッショナル養成 ~」に登壇しました。

大学院向けに担当している「経営分析学特論」と「データ分析実践演習 I」を紹介しました。

https://www.econ.shiga-u.ac.jp/topics/keizai20240606_mban.html

2024.5.19 京都新聞 ジュニアタイムズ向けに「目指せ!データサイエンティスト 8 発電所編」を監修しました。

データサイエンスの再エネ発電量の予測への活用について、マンガで分かりやすく解説しています。

https://www.kyoto-np.co.jp/articles/-/1254507

2024.4.3 New Paper! 日本の電力市場価格とWebキーワード検索の関連性に関する論文を出版しました。

Ryosuke Gotoh, Analyzing the influence of web search behavior on electricity market price: a case study of Japan electric power exchange, Journal of Computational Social Science (2024)

 https://doi.org/10.1007/s42001-024-00259-6

2024.4.2 滋賀大学 広報誌 「しがだい Vol. 59」に寄稿しました。

教育学部・経済学部・データサイエンス学部から見る生成AIは教育・研究をどう変える?

https://www.shiga-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/vol_59.pdf (p.6)

2024.4.1 滋賀大学 データサイエンス・AIイノベーション研究推進センター 副センター長 (経済学部兼務) に就任しました。

「エネルギー経済 × データサイエンス」の研究をより強化するとともに、産学連携も進めていきます。

https://dsaic.shiga-u.ac.jp/about/

https://dsaic.shiga-u.ac.jp/member/981/


2024.3.31 滋賀大学 FD情報誌「su-L」に寄稿しました。

「生成AIのビジネス活用 より創造性の高い人材育成を目指して」と題して、生成AIのビジネス活用に関する学部向け授業について紹介しました。

https://www.shiga-u.ac.jp/wp/wp-content/uploads/su-LVol.22.pdf

2024.3.19 社会人向けビジネスサイエンス講座「滋賀大学ビジネスサイエンスMOOC講座パッケージ」の開発により、学内職員表彰「奨励賞」を受賞しました。

https://www.shiga-u.ac.jp/22216/

2024.3.4 滋賀大学データサイエンスキャンパスフォーラム「データサイエンティスト時代のさらなる挑戦」において、パネルディスカッション「データサイエンティスト時代のさらなる挑戦」のパネリストとして登壇しました。

https://www.shiga-u.ac.jp/20876/

https://www.ds.shiga-u.ac.jp/information/1017/

2024.1.30 エネルギー・資源学会 第40 回 エネルギーシステム・経済・環境コンファレンス (於 東京大学 生産技術研究所)にて発表しました。

発表題目「自然言語処理技術を活用した企業のCN戦略定量化手法に関する研究

2023.12.20 滋賀大学MOOC 「社会人のためのビジネスサイエンス 経営分析学入門」の受講募集がドコモgaccoで始まりました。

https://lms.gacco.org/courses/course-v1:gacco+pt167+2024_01/about

2023.12.20 共同研究について日経新聞社から取材を受け、記事になりました。

サカイ、滋賀大学と人流データ分析 自治体に提供へ

https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUF091ZM0Z01C23A2000000/

転居データから人流探る サカイと滋賀大が分析

https://www.nikkei.com/article/DGKKZO77097880Z11C23A2TB2000/

2023.12.12 国立印刷局 彦根工場様向けに「IT 講演会- 製造業におけるデジタル活用の最新 -」を実施しました。

2023.11.27 大手化粧品会社 製造DX部門向けに「ChatGPT 講演会」を実施しました

2023.11.2, 11.7 共同研究が新聞各社に紹介されました。

中日新聞:サカイ引越センターが滋賀大と共同研究…その成果とは 人の流れを可視化 (https://www.chunichi.co.jp/article/800324)

毎日新聞:引っ越しデータ可視化へ 滋賀大とサカイが共同研究 (https://mainichi.jp/articles/20231107/ddl/k25/040/214000c)

読売新聞:サカイ引越センター・滋賀大学の共同研究成果を公表引越事業から得られる地理情報による地域課題抽出 (https://yab.yomiuri.co.jp/adv/feature/release/detail/000000016000050616.html)

2023.11.1 日本初の「経営分析学専攻 (MBAN)」の募集が始まります。

日本初の学位、「修士(経営分析学)」(MBAN(Master of Business Analytics))を授与する専攻が2024年4月誕生(https://www.econ.shiga-u.ac.jp/topics/keizai_mban_202404.html)

2023.9.20 中日新聞に講演会の様子が掲載されました。

チャットGPTの特徴を解説 彦根で滋賀大教員ら、活用事例も紹介 (https://www.chunichi.co.jp/article/772726)

2023.8.31 ChatGPTに関する講演会を、彦根商工会議所にて2023.9.14(木)に実施します。

ChatGPT講演会のご案内 (https://inspilake.jp/news/article/13)

2023.8.2 第42 回エネルギー・資源学会研究発表会 (於 大阪大学 中之島センター)にて発表しました。

発表題目「Web上のキーワードトレンドによる電力価格の予測精度向上に関する研究」

2023.6.6 新任教員として、滋賀大学 陵水新聞会のインタビューを受けました。

https://twitter.com/ryousuipress/status/1665896880763703296